『空き家問題―1000万戸の衝撃』

これしか言いようがないってタイトル。空き家大問題の方がいいか。空き家だらけなのは地方だけかと思ったらとんでもなくて、東京なんかもすごいよという内容。本の流れとしては思い切り問題点を指摘しておいて、後で提言というありがちなパターンを踏襲で分かりやすい。で、前半はもう納得。空き家が増えて何が問題なのかをやさしく深く教えてくれる。まったく日本の大問題ということがよく分かってひじょうに暗い気分になる。つまり空き家を通じて見える日本の大問題。

そして後半。それでもね、と明るくなるかというと、無理。だって、そもそも根本にあるのは人口減少で、いくら何をしたところで出産できる女が少なくなっているのだから子どもは増えないわけで、これから団塊世代が控えているわけで、そういう社会を前提に制度設計しなくちゃいけないのにそこにちゃんと向き合った制度にしようというんじゃないんだから、ということを言っておいて、それでもこんな対策が、と言われてもなあ。それとアジアは若者が多くて活況を呈しているという具合に触れられていたけど、あまり納得できないなあ。タイなどは結構高齢化進んでいると思ったけど。ま、日本よりは遅いか。

by kienlen | 2014-07-27 16:23 | 読み物類 | Comments(0)

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