アメリカ人とパッタイ

アメリカ人と話していて味噌が出てきた。日本に長くて、まさに日本人より上手な日本語を使うその彼が、日本の味噌はアメリカのピーナッツバターと同じだと言った。えー、ピーナッツバターって発酵しているんですか、と聞いたら、発酵はしてませんけどね、ということだった。質問がバカである。ピーナッツバターでスープ作るんですか、と聞こうとしたら彼の方から説明してくれた。日本人がきゅうりに味噌を付けて食べるように、アメリカ人はきゅうりにピーナッツバターを付けるのだそうだ。という話をする時の顔つきがもう幸せそうになっている。食べ物の記憶ってそれだけで幸福になる。

そういえばアメリカに住んでいる友達からピーナッツバターのお土産をもらったことがあるが、あんな大きいのは食べきれなかった。あんな大きいの食べきれるのか聞いたら、食べるそうだ。まあ、アメリカ人に、あんな大きな味噌食べきれるのか聞かれたと思うと、この質問もバカだな。それからタイ料理の話しになった。そのちょっと前に、アメリカに住んでいた人と話していて、予想通り「タイ料理といえばパッタイ」だったので「なんでアメリカではパッタイが有名なんですかねえ」と聞いたら「ピーナッツが入っているからじゃないの」とあっさり言われて意味が取れなかったのだが、このピーナッツバターの話しを聞いて、なるほどと思いこちらのアメリカ人に「パッタイが好きなのはピーナッツが入っているからという説があるけど、どうですか」と聞いたら「…かもねえ」ということだった。新説なのか定説なのか。でも自分的にはアメリカとパッタイの関係についての謎が少し解けた。意外なところに意外な話がころがっている。
by kienlen | 2014-06-04 08:43 | その他雑感 | Comments(0)

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