テロリストは外国からやってくるの根拠は何

日本に入国する外国人の、一部を除く全員の指紋と顔写真をとることになるのだそうだ。理由はテロの防止。アメリカという前例もあるので可決しやすかったのだろう。これに関してはずっと人権侵害だとか外国人差別だとかの声は上がっているが、私にはすごく単純な疑問がある。私が感じる位だからフツーの人の大方は感じるのじゃないかと思うが、とにかく年間600~700万人の対象者の指紋をいちいち採って写真を撮るって一体どのくらいの手間やら機材などの費用がかかるのかってこと。それをしていない今だって充分行列ができている入管の審査である。機械で正確に指紋を取るのもそう簡単な作業ではない。で、正確でないものを保存したところで無意味どころか有害になる可能性もある。「あの時機械の調子が悪くて正確に採れず照合から漏れました。あってはならないことが起きてしまい深くお詫びします」で頭下げるか土下座して、まさか済ますわけはないと期待したいが。それにテロリスト候補に日本人を含まないという合理的根拠があるんだろうか。本気でテロを起そうとする人が正面玄関から、その国の国籍保持者の協力なしに入ってくるのだと予想できる人々って、まさか法の網をくぐる脱税策なんて考えたこともない遵法精神が大変肥大した人達なんでしょう。

そこまでしてもこれだけの効果があるのだ、という説明を一般のマスコミ情報から私は得ていない。特定産業分野への経済的貢献と入管職員の増強か民間委託による失業対策になるとか、いろいろあるんだろう。高性能機械を導入したところで永遠に使えるわけがないのはもちろんだろうからこういうメリットはありそう。でも出所は税金だから何か削減されそう。それにしても、週に1度は外国に出張というような外国籍の人の指紋や写真はどんどん蓄積されるわけだ。日本観光専門のツアコンの方とかも。ウチの夫も当然対象者。夫婦で貿易業でも始めて一緒に出張なんかしたら、待たせられそうだな。子供は二重国籍者だから17歳になったら対象者になるのか、それとも日本国籍もあれば外れるのか。でも、私がテロリストだったら、そんな面倒な外国人よりは、私のような者に巨額払って何かさせることを考えるな。下流社会人口が増えればリクルートできそうな人も増えるだろうしな。テロリストがどうして生まれているかのメカニズム研究にもっとお金使ってリスクを軽減するってのは、スローで浅はか過ぎる考えなんだろうか。不思議すぎて混乱している。
by kienlen | 2006-05-19 13:01 | タイ人・外国人 | Comments(0)

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