『謝るなら、いつでもおいで』

小学生の女子が同級生を殺害したという、あまりに衝撃的だった事件についての本。被害者の父親が毎日新聞の佐世保支局長だったことを、私は知らなかった。で、その被害者の父親の部下だったという記者が書いたもの。たまたま本屋をぶらついている時に見つけて買ってみた。支局の上階に家族と暮らしていた上司なので、著者である記者は当然被害者の女の子をもよく知っていて、自分自身もショックなのに取材して報道しなければならないという複雑な立場からの視点だからこそ、という内容。子どもをこのように亡くすということを想像しただけで、何とも苦しい。

加害者も被害者も子どもだけに事件について多面的に検討するようなことは難しいが、加害者の父親の話しがあったり、当時の事情を多分一番知っていると思われる被害者の兄の話しがあったりすることでいくらか状況が分かる感じ。加害者が完全に保護されていることによって何も分からないということの問題提起もある。もう20歳になるのだそうだ。タイトルは、被害者の兄が述べた言葉。
by kienlen | 2014-05-15 21:02 | 読み物類 | Comments(0)

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