『外務省に告ぐ』

しばらく本を読んでなかった。マンガを読まねばならなくて、これが結構苦しくてしばし中断することにして文庫になった佐藤優のこの本を読んだ。本をしばらく読んでなかったことでとっかかりに読みにくいという感じがあって少しあせった。でも3ページ目くらいから大丈夫になった。新潮45に連載していたものをまとめたものでタイトル通りに外務省に対する愛ある告発。高級官僚のびっくりする生態が多いが、びっくりで済ませられない。政治家より官僚の方が信頼できるという気持ちを持ちたいが持てなくなる。それでこの頃よりも良くなっているんでしょうか。だといいですが。で、これを読みながらふとバンコクで聞いた厚労省の役人の講演会のことを思い出した。エイズが注目されている頃で、テーマはそれだった。当時は厚生省だったと思うが、そこの役人が話したのだが、これがもうあまりにひどい内容で、何が起きているのか分からないショックだった。

あの方は特別であって他の方々は違うのだと思いたかった。その気持ちは今も続いている。で、こういう本を読んで特別だと信じたい方が実はたくさんいるんだなということを想像する。外交官希望の方々が佐藤優の本を読んでいるということらしいのでぜひがんばって下さい、どちらも。ある程度読んでいる著者なので、重なる部分はあったけど今まで全く知らなかった内容の項は、お母さんが亡くなった時の様子を描いたもの。沖縄出身ということはあちこちで読んでいたので知っていたけど、詳細は知らなかった。沖縄戦で死ぬ寸前までいきながら息子の外交官という進路に反対しなかったのがなぜかというのが、なるほど。隅々まで説明してくれる易しい書き方がいつものようにとっても親切。やっぱり本っていいなとしみじみ。
Commented by jun at 2014-05-01 06:56 x
官僚は、テクノクラート。官僚制はビューロクラシー。かな?
さて、連休は天気が気になるところ。虫倉山へは、U市のNさんを誘いましたが、御嬢さんが遊びに来てくれるとのことでパス、だうです。ウチも娘が帰ってきて、加えて息子が部活なので、行きたいけど未定です。
昭和の日には、湊かなえ原作の「白ゆき姫 殺人事件」を権堂で観てきました。まあ、面白かった。余韻に浸りながら、近くのロシア料理店でランチ。お酒は夜の飲み会に備え、我慢。シェフの低音の声を心地よく聞きながら。
では。
「痛いがな 貧困 来ん日 願いたい」
近作回文です。貧困家庭や、子どもがさらに拡大しているとか。
「とか」などと言っている場合じゃないけど。
Commented by kienlen at 2014-05-01 09:33
いい昭和の日をお過ごしでしたね。当方、山は娘と行きます。お嬢さん登るならご一緒にいかが。ロシア料理ってどこかなあ、あそこかなあ。そっか、Nさんもお嬢さんが来てくれるとは良かったです。
by kienlen | 2014-04-30 08:41 | 読み物類 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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