「春を背負って」と「ウッジョブ」

タイトルを並べてみたのは、間隔はあるがどっちも試写会で見て、どっちも若いお兄ちゃんの転機をきっかけにした成長物語みたいな感じでどっちも背景が雄大な自然で、どっちも周囲の人間模様が温かい、などなどの点で似ているのに自分の感想としては正反対だったから。先に見たのは春の方。これはちょっと…。山小屋が舞台で山の景色は確かにすごいとは思うけど、そういうのって自分で見に行った方がいいし写真で見てもいいし、映画の場合は景色だけでいいやという気には、とてもなれない。その他色々どこをとっても自分的にはひじょうに苦手な映画だった。どういう人がこういうのの何を楽しめるのかを逆に知りたいところ。

一方のウッジョブ。WOODJOB!をそう読ませるそうだ。これも単純な物語であったし、春同様、全体的なリアリティとしてどうよ、と感じる部分はあったけど、お笑い作品として面白かった。これならお金払って見てもいいな。すっきり感があった。主人公の、いかにも今どきの都会の兄ちゃんと山林地帯のワイルドな面々の次元の違いというのをそのままにして最後まで行くのが心地良い。途中で表面的に気付いちゃったり、迎合してしまったり感動してしまったりしないところが良かった。多文化主義的というかてんでにマイペース的というか健康的というか。三浦しをん原作だそうだけど、1冊しか読んでないくせに、何か、そうかなるほどね、これが魅力なのかなと、突然感じた。試写会は夜遅いし、面倒だから見に行くのやめようかなと思ったけど見て良かった。主人公もはまり役と感じた。林業人気が高まるだろうか。
by kienlen | 2014-04-04 08:34 | 映画類 | Comments(0)

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