夢売るふたり

友達がDVDを貸してくれて見た。西川美和監督は「ゆれる」を見て、素晴らしいと感じて、この「夢売るふたり」も劇場で予告を見て面白そうだな、見ようと思っているうちに機を逸していたので、ありがたく借りたのだったが、出だしからどうも自分の好みっぽくはないなという予感があった。あれれれれって感じ。じゃあ自分の好みって何ってことだが、それをサクサク言葉にできることには憧れる。ただ、すっきりいくならすっきりで、モヤモヤいくならモヤモヤの理由を感じたいという欲求はある。でも創る側にしたらすっきりってつまんないんだろうなという感じもしなくもない。でもモヤモヤをうまくやるのってかなりな力量じゃないだろうか。それで、変な言い方だが、若いなあ、みたいに感じた、というか自分が年なんだろうなというのが感想その一だった。一方でこれを10年前の自分が見て好きになるかというと多分、ムリだな。20年前でもムリじゃないかと思いかけて、そういう問題じゃないのも分かる。時代性を無視できないわけで。

正直のところ、最初から最後までよく分からなかった。それで何が面白いのか、貸してくれた友人に問い合わせたらそれなりの答えがあった。女のいじわるな心理がよく描かれている、みたいな。私のごく苦手な分野が女の心理であるから、それを描いているとすれば分かるはずがない。映像も、どうしてここでスローモーションになるのかなあとかさっぱりピンとくるものがなかった。まあ自宅でDVDで見るのでは色々と差し引かないといけないけど、娯楽にしてはまじめで笑える場面はないし、セリフはベタだし、どこをどう楽しめばいいんだろうか。無料の配信でみた「アフタースクール」は同じくパソコンの画面だったけど、娯楽としてとっても面白かった。この映画と関係ないけど。突き放した感じを得られないのが苦手なんだな、多分。
by kienlen | 2014-02-19 22:49 | 映画類 | Comments(0)

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