景品もらいに並ぶ

娘と開店前の紳士服の店に並んだ。並んで店に入るなんて今まであっただろうか、多分ないと思う。少なくとも意志的に行ったことはない。なぜそんなことをしたかというと、開店前に並んだ20人にプレゼントするという袋物が欲しかったから。もっとも自分の場合は、景品そのものよりも新聞広告にあったキャッチコピーがなかなか秀逸だなと思って興味を持ち、その周辺を切り抜いてキッチンの隅に置いておいた。行こうかな、しかし並ぶの面倒だしな、でもたまには面白いかなと思いつつ、いつということもなくいたら、娘がそれを見て「これ欲しい」と言うから「じゃあ並ぼうか」ということになった。並ぶ時間は30分で合意。30分前に行ってみて20人を超えていたら待たずに戻るというのも合意。さすがにこの程度の景品のために遠くまでは行く気はないが、すぐ近所なんである。

とはいえ娘と「このために並ぶ人っているのかなあ」という疑問は話していた。厚着をして出たら入口に人の気配なし。なんだ、でも、よく見たら風除け室みたいな空間にかなり並んでいるではないか。暖房が行き届いていて温かい。20人微妙。すると店員さんが来てご丁寧に説明してフリースのひざ掛けもくれた。娘が「兄ちゃんのスーツ買いに来た時も店員さん良かったよね」と言う。私もそれは印象的だった。20人とはいえ並んだ人には全員プレゼントするのかな、だったらちょっとな、みたいに思っていたら20人で区切って後の人にはひざ掛けだけだった。お約束を守るという姿勢もいいんじゃないですか。当然せっかく来たから何かということになったが、基本紳士服なので目ぼしいものはなく、しかしタイツがあったから娘用に。この店は息子のスーツを買い来たのがきっかけだが、一度来た客は囲い込むという姿勢が明快で毎月必ずのようにプレゼント付のハガキが来て、ポイントカードの有効期限も5年である。2000円もポイントあれば次も行こうかなって気になって何度も来ることになる。接客で嫌な思いをしたことがないのは、女物ほどバリエーションのない場合のリピートの大きな理由。ささやかな新年らしい行動だった。
by kienlen | 2014-01-05 15:36 | その他雑感 | Comments(0)

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