移ろい

昨日の現場の待合室によたかの星の絵本があった。これだけは中学の教科書にあったのを覚えている。懐かしいなあと思って手に取って読み終えることができた。単純に感動した。帰りの時間は不確実だったから娘にそう伝えてあった。あまり遅かったらインスタントラーメン食べると言っていた。子どもらが小さい時はこういう時、誰かを頼まなくてはならなかった。親と友人に頼むことで切り抜け、夜は夫がいたから遅くなる分には問題なかった。昨日の帰路、遠回りしても通りたい山の中腹の道路から広々と見える夕焼けの空を見ながら、しかしあの頃は子どもが眠ってから戻った方が楽だったなあと思っていたことを思い出した。寝かしつけるのって大変だったなあ、とか。子どもの世話よりは仕事のフリの方が楽だと自分としては思っていた、当時。自分にとってはつい最近のことのようだがもう昔ということになる。時間って何だろう。そしてそういう風に子どもらは育った。

意外に早く、7時過ぎには戻れそうだったのでそう連絡したら、待っているという連絡があった。夕食を何にしようか考えながら、直売所によって地ビールを買った。1日働いた感があり、帰宅後にそのまま家で仕事という元気は全くなくて夕食に飲んじゃおと決めた。簡単でいいから鍋にするかと思いつつ、途中でスーパーに寄って刺身を買った。刺身売り場を通りがかった時に半額シールを貼っている最中でラッキーと思ったが、自分の欲しいのは貼られなかった。一瞬迷う、こういう時。隣に立った人のカゴがシールを貼った商品ばかりなのが見えた。ご夫婦で次のシールについて相談している。私は相談相手はないので自問自答する。大家族だったらシールだろうけど、女ふたりだけだ。ええい、とシールなしを。野菜をたくさん入れた味噌汁だけ作った。男がいない食卓って楽だな。息子がいたらこうはいかない。しかしもうじきひとりか、となると、帰り道に夕陽の見える食堂に寄って済ませるだろうけど、そんな余裕がなければシール貼った商品を探す毎日になるわけだ。何も分からない。娘はお構いなしに気づかいもなしにパクパク。それができる間はそうして、できなくなったらそれはそれで頼みます。
by kienlen | 2013-11-19 08:28 | その他雑感 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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