スティーブ・ジョブズ

昨夜のレイト・ショーで見てきた映画。ポスターが晩年のジョブズに見えるし、だから生涯を描いているものと思い込んでいたものだから、ここで終わるんだ、とちょっとびっくり。病気のこととか食生活のことなんかも入っているといいと思ったけど、どこかに焦点をあてて作るしかないんだからあれもこれもは無理で、だとすればこうか。いかにも典型的なサクセスストーリーというか、勝手に自分の中にあるアメリカ映画の典型という感じがした。成功者には惜しみない称賛を送り、失敗すると掌を返し、でもまた成功すると称賛し、なんか、すごいなあ。この人が天才だからそうなのか、あれが日常なのか。ヒーローがいないと落ち着かないって感じなのかな。

アメリカについての講演を聞いた時、サクセスストーリーにはパターンがあるという話が出てきて、その中に確かガレージで物を作ることから始めるみたいな下りがあったと思ったが、全くそれだった。伝記を読んでしまっているので理解はしやすかったと思うけど、伝記のように細かく描けるわけはなく、速い展開で途中で終わりというのは、かなり物足りなかった。しかし長くても飽きるだろうしなあ。本と映画は別物と思っても、ついつい引きずられるものなのだなと感じてしまった。友人がもしや第二部があるのかと言っていたけど、そういうことなんだろうか。でも、そんなに時間を離してやるわけないだろうし。この分野に興味のある人にとっては垂涎もののシーンはいくつかあるんだろうけど、そもそも自分がなぜこれを見に行ったかというと、本が面白かったからというのが一番の理由で、その程度だとこの程度の感想のみだなあ。天才の物語って単純にならざるを得ないんだろう。自分が一番と思う場合は自分の中の苦悩というのはないんだろうし、こういう新しい分野ってそういうことなんだろうなあ。本の方は私生活を描くことで深みが出ていたような印象があるけど。
by kienlen | 2013-11-06 08:42 | 映画類 | Comments(0)

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