そして父になる

話題なんでしょうか、試写会の会場やけに混んでいた。感動させるために作りましたという感じの映画で、実際感動した。すごくシンプルにテーマを絞り、雑音はすべて排除して感動の芽にひたすら水と栄養を与えているって感じ。どうなるんだろうとハラハラしながら時に涙しながら見た。役者がみんな良かったです。子役も。この間の少年Hの時に、この子役は好き嫌いがあるかもなあって何となく感じたけど、こっちの子どもたちはとってもリアルで、まあ時代が今だからリアルなのは当然といえば当然だが、うまいもんだなあ。最近何を見聞きしてもご立派と感じるようになっている。立派でした。

ストーリーは、病院で赤ん坊がすり替わっていたことに、何年も経ってから気付くというもの。こういう話というのはまあたいていの人が、自分ならどうするだろうか、という視点になるだろうと思う。というわけでハラハラしながら進むことになる。2組の家族の絡み合いってことになるわけだが、これが、いかにもって感じで対照的。地方都市の寂れた自営業の一家は日本人の郷愁に訴えそうなベタな愛ある家族で、都会のマンション暮らしの一家は、モデル住宅の家族版みたいな感じで描かれている。現代人なら、自分はこの典型のようではないけどどっちも分からなくないくらいの距離感の共感を覚えそう。それでどうなる、という謎解きめいた期待を最後まで持たせてくれる。感動のヒューマンストーリーってこういうのをいうのでしょうか。安心して感動に浸って下さい映画。
by kienlen | 2013-09-22 13:20 | 映画類 | Comments(0)

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