地域活動批判になると興奮気味になる

昨日と同じ場所で仕事。昨夜1時近くまで飲んでいたこともあり、車はやめて電車にする。青い空をバックに、尖った上半身だけ真っ白な山々がくっきりと浮かび上がる姿が車窓からも見える。素晴らしい天気。都合で昼休みを長く取ることになったので、友人に電話して一緒にラーメンを食べてから、付近のお城を散策。観光客で賑わっていて、本県が観光県であることを再認識。午後は意外に早く終了となり、運動着を着た中学生のグループで混んだ電車に乗った。息子も今日はバレーの試合だったし、子供達は各地に遠征しているようだ。と思いながら帰宅したら、育成会の回覧が回ってきていた。丁寧に役員の手書きで「区民球技大会参加のお願い」と題したお手紙が入っている。要旨は、すでに希望を募ったがもっと多くの人に参加して欲しいので再度募集、ということ。末尾はこれ。「皆様の御協力と御参加をよろしくお願い致します」。

婉曲表現ではあるが、これは多分人数が足りないのだろう。私は一昨年の役員の時に、この件で嫌な思いをした。担当地区内に回覧して結果を球技大会担当に連絡したところ「人数が足りなくてチームが作れないので電話で再度勧誘してくれ」と言われたのである。球技大会を成立させるために人に参加を強要することに何の意味も見出せないので断った。「くじ引きで担当になっただけなのに、一旦役割を得たら、役割の意義そのものを問うことなく、ただただその役目を果たすことだけに専心するというのは、それ自体はご自由ですが、すべての人に適用していただきたくありません。そもそも一歩間違うとコワーイことになりませんか。例えば地区からの生贄選出担当になったら指名するんですか?」とは、あまりに思いがけない注文へのとまどいの方が勝ってとっさに聞けなかったが、今ならば言えるかも。個人だけを責めるのではなくて、つまりは地域だか地区だかのありようである。人数不足で区民球技大会が成立しないからといって人集めの側面のみに注目するのは、商品が売れないのは消費者が悪いのだから強制的に買え、と迫るようなものではないだろうか。私の常識では大会の見直しを同時に考えたい。参加を募りたいなら、いかに惹き付けるものにするかと。現状の地域なるものが、この点を突くとますます崩壊するのは想像できる。役員のなり手がないのは地域活動に無関心な層が増えたから、という言説が広範に自然流布しているのか、誰かがさせているのか知らないが、地域活動そのものを検討せずして、何もかも相手が悪いっていうのは、どっかの組織の言いがかり論と似ているような気がする。
by kienlen | 2006-05-03 22:15 | 地域 | Comments(0)

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