『「おじさん」的思考』

内田樹先生のエッセイ。図書館で借りたもの。本に逃げていた昨日読んだ。逃げるなら小説の方がいいけど、それだと本気で逃げている気がする小心者でエッセイに。大変ごもっともと感じられる内容ですんなり共感。そんなに何冊も読んでいるわけではないけど、少なくとも内田先生の言っている内容に関しては納得できる。でも、大多数はこうだけどね、という前提がつきまとっているのが何かちょっとうっとうしい感じがあったけど、この本にまとめてあるものはそういう書き方をしてない、というか気にならなかったのが、まずすんなりいいなと感じられた理由かも。2002年刊で、90年代に書かれたものが多い。

成熟したよき「おじさん」として生きるための必読知的参考書、と惹句にある。こういうおじさんが半分くらいいるといいのになあ、そのくらい万遍なく存在してくれていると出会う率も高くなりそうだもの。そうすればおばさんも影響されて成熟したおじさん的思考を身につけられるかもしれない。暴力は嫌い、痛いの嫌い、九条維持の理由、武道をやることで鍛えられる直観力、理屈の部分と理屈じゃない部分のバランスとか、教育とは何かという話などはおばさんにも分かりやすい。男女についてはフェミニストからの批判に応じる形で書いているが、これに共感してしまうのは問題なんだろうか、おばさんとして。パソコンに向かうか紙に向かうかスクリーンに向かうかというとっても不健康な日陰の暮らしをしているものだから、ついまた本を何冊か注文してしまい、内田先生のハードカバーもその中にあり。お百姓の友人から有機無農薬のブルーベリーを今年も配達してもらって目のために、ってことでたくさん食べている。美味しい。年中あるといいのにな。
by kienlen | 2013-07-24 08:15 | 読み物類 | Comments(0)

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