自問自答の殺風景な仕事場

広告のコピーを書く仕事が入ったので1人で在宅。気分がのらない。助走の時間がかなり長くなりそうな気配。いい天気だしゴールデンウイークだから遊びに行きたいから集中できない、というのではなくて、あの打ち合わせの内容を考慮すると、自分の中に生じる不整合が仕事のじゃまをする。団塊の世代が退職後に優雅に趣味に浸る場所をリフォームで確保する、というのが趣旨だという。当方、企画段階から参加しているわけではなくて、文字がないわけにいかないからちょっとまとめてくれ的な発注スタイルで、いきなり現場直行なので、余計な事は言えないが、とはいえ「え、この地方にそんな優雅な団塊世代がそんなにたくさんいるんですか」なんて、余計な事を言ってしまった。幸いなことにたいていの失言は、真っ向からの非難や異見よりは無視されるのが慣習のようだということを悟りつつあり、このところ安心して失言するクセがつきそうで怖い。

団塊というだけあって数が多いからいろいろな人がいるだろうし、それに、広告なのだから対象は消費者である。あるいは潜在的な消費欲求を喚起してあげるのが広告の役割である。だから倒産や解雇にあってギリギリの生活だ、なんて人をひっくるめることまでは必要ない。で、それは難しいことではない。視界の中に入らないものを想像するよりは、視界の中だけで物事を考えたほうがずっと楽なので、その状態にもっていくのに時間がかかる私は広告に向いていないのだろうか。先日、テレビ局に勤務する若い知人と団塊世代の話をしていた時に、彼女が「そういえばウチの父、団塊の世代ですよ!」と、途中で思い出して叫んだ。そしてこう続けた。勤務していた会社を上司と喧嘩して辞め、その後別の所で働いてはいるが、メディアでは退職後にヨットに乗ったり、みたいなのが紹介されるけど、そんな、とんでもないです、お金ないし、ああいうのってどこの話なんでしょう…。どっかの話ではなくて、あなただってできるんですよ、これを買えば、これをすれば、の心意気で助走を脱してがんばることにしよう。
by kienlen | 2006-04-29 14:30 | 仕事関係 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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