『この国が忘れていた正義』

頭さっぱりダメ。睡眠不足でもないのに、寝れば頭も冴えるんじゃないかという勘違いをしながら再びベッドで読書して目を閉じていた。このまま寝るのもなあ、しかし起きるのもなあ、と思っているところにありがたく電話があって起きることができた。しかし、昨夜は結構飲んでしまったのだった。それが頭をくもらせている原因…であって欲しい。単なる願望。昨日は友達とイベントに行き、その後は飲もうよって話しになっていたので朝からそのつもりだった。イベントは死刑弁護人を引き受けていることで有名で批判も多い安田弁護士のドキュメンタリーを見てお話を聞くというもの。前に彼の講演を聞いて大変良かったので、主催の知り合いから打診されて即チケット買い。こういうイベントにそんなに人が集まると思わなかったが、結構大勢来ていてびっくりした。で、いいタイミングにこの鑑賞会の前にこの本を読んだのだった。

中嶋博行著。文春新書だし、そんな緻密でないことは想像していたけど、だから書店で見ていたら買っていなかっただろうけど、図書館だから借りていたもの。犯罪者のために膨大な税金を費やしながら実際のところはひじょうに更生する率が低くて効果がないのだから、今のような犯罪者福祉型社会から処罰社会へ移行せよという主張。人権派、ここでは旧人権派といっているが、それへのアレルギーが強いことがよく分かる。ただもう全体におおざっぱな書き方で、なるほど、という気にはなれずじまい。問題提起ということだとこれでいいのかもしれないけど、それにしても…。アメリカと比較してもあまりに違うような気がするし…。あと、処罰によって排除された人はどこでどう引き受けるのかというのが基本的な疑問として残った。特に子ども。刑務所で稼げる労働して、出所後も含めて被害者にちゃんと弁償する仕組みを作るべきというのはそう思った。
by kienlen | 2013-04-22 09:41 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30