田舎、都市、息子

息子と昨日の夕飯と本日の夕飯を共にする。就活中ということで説明会に出かけているそうで、そこで色々な企業の話しを聞くのが楽しいらしく仕入れた話しをする。楽しそうだねえ、と言うと、楽しいそうだ。それにしても素直で浅はかで考えなしで、よって常に明るい。その明るさと思考停止は何?と聞いたら「現実逃避」と答えていた。ううむ、そこまで言うか。しかし、こういう世の中で生きるにはある意味の適性かもしれないと感じることもある。職種によっては便利かもしれない。職種によっては信じられないかもしれないが。しかし、これで何かに少しでも秀でた特徴があれば実に面白いと思うのだが、それが何もない。それを当人も自覚している。極めて平均的な若者。自分でもそれに気付いて「ほんとに普通だよね」と言いながら感心しているところがある。素直だから自覚もあるということだ。都会の生活が好きだそうなので、できれば東京にいたいそうだ。生きていければいいので好きにして下さい。

何かができるというわけでないこのような人がどうやっていくのかは予想もできないのだが、彼にすると妹の方が問題だろうと言うのだ。スポーツもしていないし、人との交流も少ない。自分は色々な人と付き合っているからコミュニケーションできるが妹はそれもないだろうと。言われてみるとその通りなのだ。それについては心配だ。何もかも心配の種になるのが親なのだ。そうだよね、と認める。まあ、なんとか生き延びてくれ、それぞれに。息子は昨夜の夕食の後に出かけて友達とテキーラを飲みながらバーで朝方まで過したそうで、今日の母の一周忌の儀式の一貫の宴会は朦朧としていたようだ。それにしてもこういう儀式はいつまで続けられるのだろうか。人手は減る。野生動物が出てきて田舎で作物を作るのは多分じきに限界に達するだろう。中山間地に人がいなくなり田畑がなくなると町にも動物が出るようになる日も遠くなさそうだと、こういう儀式で話していると感じる。都市でしか人が住めないというのも、すごいパラドックスであるな。
by kienlen | 2013-03-23 20:55 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

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