余計なことを考えるのにばかり時間使っている感じ

たまに行っていた喫茶店が閉店したことを知った。事情は全然知らない。店が閉店するなんてありふれていて、どっかの会社が倒産したとかのようなニュースにもならず、多分個人並のちっぽけな存在なのだろうけど、閉店の仕方がちょっと気になるなという感じはあった。若い人達、といっても自分から見たらだけど、が、店主になって新しくオープンする店が増えるのは、活気があって嬉しいこと。でも、何かちょっと物足りないというか、結構似た印象なんだな。ひとつには徹底している感がない。商売で何かに徹底するのがいいのかどうかは分からないけど、ひっかかりというか手がかりというか、取っ手がないって感じ。適度にきれいで適度に泥くさくて比較的いい環境に育ったように見える方がいて適度に心地はいいけど、重量感も軽薄感も感じない。どうしてもたまにはあそこって感じになれない。そうだな、プロって感じしないんだな。それは時代の要請かもしれないから、そこまで感じる自分が時代遅れ…というのは便利な言葉で、いつの時代にも、フィットしていると感じたことはないくせにな。でもこれから使おう、時代遅れ。無責任言葉は便利である。

で、この間、初めてブックカフェというのに行ってみた。予想以上の本が並んでいてワクワク。小さな規模というのは、本のセレクションによって店主がどういう人か想像するのが楽しみなわけだ。自分でパラパラする楽しみもあるが。で、私は図書館とか本という画一的なもののある空間で本を読むのはひじょうに苦手で、読みたい本は読みたい時に気が向いた場所で読みたい。特に初めての場所では、まずどんな本があるかを見たい。こんなことを強調してしまうのは、私が棚を眺め始めた時に店主が「別室で読めますよ」と声をかけたから。それは気遣いなんだろうけど、とりあえず眺めたいからそう伝える。すると次は「座ってどうぞ」みたいな気遣いもしてくれた。立って読むのが好きなんです、と言うのも面倒なんで黙っていた。今ここでは読みたいわけじゃなくて見たいだけなんだけど。読みたいのがあれば販売もしているんだから買うことを考えるし。商売的にはそっちに誘導した方がいいんじゃなかな。あるいは、自分が店主だったら、どういうジャンルが好きか、とか聞いちゃうな。この何か足りない感は何だ。足りないんじゃなくて過剰と不足の種類の違いってことだな。それは相性というものか。というわけで自分だけの違和感を分析していたら他のことができなくなっていた。意外にしつこい性格かも。
by kienlen | 2013-03-04 10:11 | その他雑感 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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