『ロクヨン64』

横山秀夫著。ううむ、ううむ。評判良かったみたいだし、横山秀夫をいいなと思っていたことでもあるし、単行本で購入していたのでなくて、もし図書館で借りていたのだったら挫折してたな。買ってしまったからには、そして後で読む自信もないとなれば、それから難しい内容の本でもないとなれば、今読んでおくしかない、という過程を経て読了。これ、何で評判いいんだろうか。評価が高い人の第一は警察関係者かなあ。どうなんでしょ。次が組織で働いていて常々ストレスためている人かなあ。それだとリアリティがあるんだろうか。別に私も組織に興味ないわけじゃないけど、ここまで内向きに徹しているというのも全体がジョークと思えば面白いけど、割とまじめな印象でそれが興ざめ。謎解きの醍醐味はあるかもしれないけど、なんかこう全体の仰々しさは何なんだろうか。

もうひとつは、何かこう、思想が感じられないというか、どっかに届いてない感がずっとつきまとっていて、それは最後まで拭えなかった。しかも終わり方も、ええこれですかって感じた。娘に「なんかねえ」と話したら「ママ、すごく面白そうだって期待してたじゃない」と言われた。そうだった、期待が高すぎたんだろうか。というモヤモヤ感、自分っておかしいの感をひきずっていた昨夜、夫の店で読書好きな常連さんとばったり会う。連れがあったから遠慮していたら呼ばれて雑談。連れの方も本が好きということで、まあお若いのにお珍しいと思って長話になる。最近何読んでますかと聞かれて以上のような感想を述べたら、そうですよ好みが分かれるみたいですよ、と言われた。で、私が感じたような評価もあるらしい。ほっとした、というのも変だけど…。ま、単に好みの問題なんで。
by kienlen | 2013-02-24 22:54 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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