就活グッズ

今回の息子の帰省は就活グッズの買い物にあったということが分かった。スーツは入学の時に購入したのが使える。その約束だったから。ないのはコートとか白いワイシャツとか、だそうだ。それからバッグ。私は、自分の性格がこうであることにいいとも悪いとも思わないが、いずれにしろ合理性もなくどっかで決まりきったことに従うのに抵抗を覚えるという、多分クセなんだろうけど、それがある。まあ、職業柄もあるかな。いや、そうだからこういう仕事か、とすぐ理屈をこねるのは独り言のみにしておかないとな。ま、理屈が分からないことへの疑問というか。しかしさすがに年を重ねてくるといちいち考えるのも面倒くさいし、まあ何よりも自分のことではないのだから、就活グッズを買いに行くことにした。それにしても、こういう時は、つまり服飾関係の買い物の時は、母が生きておれば喜んだろうに、という気持ちになる。特に息子は一般的見地からしてイケメンに属するしスタイルもよろしいので、まあ、お兄ちゃんはカッコいいねえ、と言って喜ぶに違いない。私ができなかった親孝行です。あと、息子はあまりにひねくれていないというか、とっても日本人標準男子であり、それも別に親への抵抗とか深い意味もなく、根っからそういう人なのでこちらも迷いがないというのもある。二重性がないというか。思わず「ここまでタイプが違うとリスク管理的にはいいかもね、誰かは生き残るかもよ」と言って笑われた。

で、結局囲い込まれている紳士服の店へ行く。入学を機にスーツを買って以来、実にマメなダイレクトメール攻勢。チラシとか面倒で見ないしネットで調べたりなんてするわけないしという自分にとっては景品付きのダイレクトメールは便利なのである。しかも当然商業主義的に発展してきている面もあるに違いない就活グッズであるからタイムリーにコートの値引きとか書いてある。近所でもあるから行った。駐車場ものすごい混み方。考えることは皆同じ。行動も同じ。そう考えつつ、息子はそれが安心なんだろうとも内心で思っていたら「なんかさ、皆と同じってのもヤダよね」と言うから、そういう発想もあるんですかと思った。それと一体正当な価格が何かも分からない。で、店内へ。コートはトレンチ型に。店の人は「就活用ですね」ともっとおとなしいのを勧めたが「好きなのでいいんじゃないの」と私。店の人も、まあどうせ脱ぐんですから、とか言っている。バッグは専門店に行きたいなと思ったけど面倒になる。それが作戦だよね、こういう店の。ネクタイも白いシャツもでかなりな金額になるのである。ネクタイは傑作だった。「就活用ですね、紺か赤系か黄色系ですね、紫とオレンジはダメです」ということ。なんで紫とオレンジがいけないのかは色彩コーディネーターが決めたんかもしれないな。勝負色とかで黄色系も勧められたが息子好みでなくて青系と赤系に。ま、何でも似合うし、今風の細身のサイズもぴったり。これが娘になると災いになるのだが、とりあえずこうして大金がまた出ました。貧乏人は就活もできないってことか。家に戻ってから「ネクタイもスーツも友達と交換して使えばあ」と提案。ネクタイはともかくスーツはサイズが合わねえよと言われた。とりあえず今回の私の役割は果たした。
by kienlen | 2013-01-03 10:34 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

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