『「本当のこと」を伝えない日本の新聞』

ニューヨークタイムズ東京支局長のマーティン・ファクラー著。ネットで話題になっていたのを、面白そうだなと思ったけど、かといって今の状況だと注文するには至らずにいたのが、車内で読む雑誌でも買うかと思って入った駅の売店でたまたま見つけて、雑誌並の気軽さで読めそうだったので購入。出だしは面白いなと思った。福島の震災と原発の取材の件。日本の新聞記者が南相馬市から逃げ出してしまったところに著者が取材に行ったあたりのくだりは、ほんと、笑えなかった。読み進めるうちに、別に悪くはないけど飽きてきたというか、文章をもうちょっとどうにかして欲しいなという感じがした。単調というか、あまりにベタ過ぎるというか。何かひとひねり欲しい感がある。ま、それは単純に好みというかセンスの問題であって、肝心なのは内容であり、極めてもっともな内容と思った。

かといって、誰が読むのかなというのは結構イメージしにくい。新聞について書いているんだから新聞を読む層ということになると若者ではないと思われる。高齢者でもないように思う。なんとなく。4か月で11刷。すごい売れ行き。記者クラブの問題ってさんざん言われているけど、外国人の方がいいやすいだろうし、びっくり加減が出る方がいいのだから、そうだな、貴重な本なんだろう。それから、ニューヨークタイムズを読もうかという気にさせる、宣伝効果はあると思った。なんだか疲れて感想書くに至らず…。
by kienlen | 2012-11-15 22:41 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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