『精神科は、今日も、やりたい放題』

サブタイトルは「やくざ医師の、過激ながらも大切な話」。著者は内海聡さんという内科医。この本の存在は少し前から知っていて、読みたい気持ちと、アマゾンの評価があまりにひどいのが多いこともあって、トンデモ本に1000円以上出すのもなあという気持ちがあって我慢していた。ただ、おおざっぱな自分の周辺、ということは多分多くの人に当てはまるということだろうと思われるが、あまりに心の病が多い。で、これって、そう診断されて、薬飲んで、身障手帳もらって、生活保護申請すべきものなのだろうか、という疑問が何か、素人だから分からない、にしても、沸々状態。それと母が3種類の薬を飲んでいたこと、それと自殺との関係が皆無なのかという疑問、それともっと原点としては、以前とても親しくしていた友人の診断名が色々変わり、薬が変わり、実験台みたいで呈する症状も薬に応じて変わっているように見えていたこと。薬飲んでもちっとも症状が改善しないどころか悪化しているとしか見えなかったこと、知り合いが精神科に措置入院っていうのだったか、それをされて、え、何で、しかしいったん入ったら自分で抜けられない場所なんだ、まるで映画だ、しかもこんなに大勢いるって本当に、心底怖くなったこと等々があり、この人が入るなら自分だって可能性が…って考えるとコワッ。等々を時系列無視して一気に考えると、トンデモでもナンデモいいからちょっと読みたくなってこれと、もう1冊、うつ病の関係を注文した。

もう1冊はまだ届いてないので、先に来たこっちを読んだ。表現は確かに過激というか断定があまりに多くて、それはとっても気になった。ここでここまで断定できるのかなあ、絶対とかいえるのかなあと。しかしこういうことは編集方針もあるんだろうし、いずれにしても著者がこれを出して自分に有利になることはそうそうないのでは、ということ以外にも、正直のところ、自分が漠然と感じていた疑問がすべてここで扱われている。よって、自分としては、大方納得できた。もうちょっと全体のトーンを落ち着かせたらもっと説得力があるのになあという感じがした。何を信じるかは当人次第なので、解釈が色々あるのは当然で、こういう書き方をするからに批判は折込済みなんだろうし、病気になる前というか、まだ自分の判断力のあるうちに、こういう本を読んでおくのは損ではないように思う。それでどうするかは自分でなり関係者と共になり、決めればいいんだから。もっとも医者の診断は絶対、薬大好きという人はそもそもこういうのに興味も持たないだろうと思うけど。ということで、自分なりの考えを持った上で読むのには参考になると思った。特に海外での報道は自分の知らなかったことだけに役立った部分がある。とにかく、少なくとも私にとっては有意義な本だった。
by kienlen | 2012-10-17 08:19 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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