『橋本治と内田樹』

ちくま文庫で結構厚い。暇でもないのにどーしてこういう本読むかな。と思いつつ、ストーリーがあるわけじゃないから断片読書にちょうどよくてちょこちょこ読んでいたらなんとなく最後まできてしまった。買う時もなんとなくだった。本屋に行く用事があり、時間の余裕もそれほどないからトンボ帰りと思ったけどそれもできず、ちょっと歩いていたらいくつか目に入り、その中のひとつでたまたま開いたページに翻訳の話があり、それが面白かった。内田樹が学生のテキストかなんかで日本の文学をフランス語に訳したのを使ったか何かで、それの出だしが七五調で、日本語で七五調で書くということはもうそこに字面以上の意味がある、揶揄したような、みたいな。さすがに訳者はそこまでは気付いていないみたいな、そんな部分だった。それで思わず買ってしまい、何かそういうことが色々書いてあるのかと思ったら違って、ふたりで雑談という内容だった。

内田樹が橋本治が大好きで対談をお願いして、橋本治はそういうのをあまりやらないらしいが受けて、実現したらしい。今にしては細かい字で対談本にしては写真が皆無で、特にテーマがあるわけでもなく、きっとこのおふたりのファンが読むというものなのだろうか。私は特にどっちのファンということもなく、橋本治は編み物に影響受けて本読みながら編み物するをやったことと、上司は思いつきでものを言うを読んだくらい。この本は橋本治にしては例外みたいなものらしい、ということが書いてある。内田樹はそれよりは読んだといっても少し。ただ、内田樹に感じていた違和感みたいなものがこれを読んで少し、なるほど、って感じがあった。やっぱ先生ってこうなるんだろうなみたいな日ごろ感じていることを検証できたというか、強引にしたというか。橋本治は基本違和感ないな。とってもまともな感じ。闘うよりつくってる方が面白いとか、批評への疑問とか、そうそうって感じた部分多々。あまりに博学なので全くついてけませんが。編み物のやつ、とっておけば良かったなあ。今、ないもんなあ。
by kienlen | 2012-07-28 09:16 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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