米原万里『旅行者の朝食』

いいな、いつもどれも、米原万里。生きていて、今の政権やら原発やらについてもザクッとやって欲しかった。本当に本当に残念。これはたまたま図書館で見つけた本で気軽なエッセイみたいだったから、気軽そうでもないスティーブジョブズのと一緒に借りるにはいいかと思って借りたもの。今日が返却期限だった。返却に行く時間がなかった。すみません、遅れます。今日もバレーの試合を見に行ったが、車は眠くなると怖いから電車にした。その電車と試合の合間に読んだ。あちこちに書いたのをまとめたものでそれぞれが短いから細切れ読書にぴったり。でも、さすがに知識が豊富で知識のつなげ方にオリジナリティと確信があって、厳しさと包容力があって、米原万里はとても好き。今さら言うのも何だけど。

タイトルになっている“旅行者の朝食”というのはロシアにあった缶詰の名前だそうだ。アングロサクソンの方々の食事が美味しかったら戦争がこんなに起きないんじゃないかとかを含む、兵隊と食文化の話しなんか、同感。美味しいものを食べようとすることに熱意がいけば、余計なことにエネルギーがいかなくなっていいんじゃないかとはよく思う。そういえば子どもの頃、都会で羽振りが良かった親戚の家に毎年家族で行っていて、ロシア料理の店に連れて行ってもらったことがあった。美味しくないなと思った記憶だけ残っている。改めて食べてみたいな。バンコクにいる時にロシア料理の店に行ったような行かなかったような。実家はド田舎だったが、飲食への関心は高く時代的地理的及び所得の割に外食も多かった。その影響は自分も多大に受けている。エンゲル係数がひじょうに高い。この本を読みながら、ま、それもいいかと思った。ロシアの諺にあるそうだ。「飲んでも死ぬ、飲まなくても死ぬ、どうせいつか死ぬ運命ならば、飲まないのはもったいない」。あと、結婚相手は食事の様子を見てから決めるみたいな、その通りと思うところたくさんあった。
Commented by jun at 2012-06-07 07:54 x
魅力的なタイトルと思ったら缶詰ですか。でも缶詰というのも色々と想像力をかきたれられ魅惑的です。米原さんは読んでないのでご紹介感謝。
ジョブズさんは今DVDで見ていてなかなか面白いです。当代随一の革新的な創業者だったのに名前の通り「仕事」のし過ぎか。やはりビルゲイツの方がは巨人というイメージがある。西海岸の同年の二人だが、生い立ちは対照的。現在と近未来を知るヒントがあり良かったです。もちろん哲学も。
Commented by kienlen at 2012-06-07 23:00
こんばんわ。米原万里読まないですか。いいのに。今日はちょうど活字と映像について本読みながら考えていたところだったです。
by kienlen | 2012-06-03 21:17 | 読み物類 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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