竜馬暗殺

久しぶりに映画を見た。竜馬暗殺。地元の古い映画館が原田芳雄特集をやっていて、そのひとつがこれだった。リアルタイムで見たよな、という記憶があり、娘に「昔見たことがあるけど覚えてないから見たい、一緒に行く?」とこの間から話していた。昨日見たかったが娘の都合で駄目。今日、突然、今日しかないと思い付いて見ることにした。娘が「今日は無理だからちゃんと覚えていて話しを聞かせて」と言うのではいはい、ということでひとりで映画館へ。娘には「見た方がいい映画だったら明日ひとりで行って。終わるの待ってるから一緒に帰ろう」と言ってあった。夫の店で夕食をとって少し早目に行くと、入り口に映画紹介なんかを新聞に書いている友人がいたので手を振った。一緒にいたのは映画館のマネージャーだった。「これリアルタイムで見たんだから年を感じる」と言うと「すごい、1974年ですよ、それでリアルタイムなんて!」と言われた。そうかあ、しかし74年に見たんだろうか。自信がなくなった。多分自分で誤解していると思うようになった。娘との経緯を話すと「え、当時はR指定ないけど・・・お母さんが先に見た方がいいかも」「エロいの?」「うう・・・独特な映画」みたいな会話。

見ていて「独特」と言う表現通りだなと思った。アート系というか。それで制作当時の世相ってどういうのかなということをずっと考えていた。すでに豊かな時代。余裕がある時代の作品って感じがした。今、ネットで見たら、監督は劇の人なんだ、それでひどく納得。決して嫌いではない。ただ娘に見てもらいたいというものでもないので「怖いかから見ない方がいい」とメールした。彼女はタイトルを聞いて「怖いの」と心配していたから。見終えて夫の店に寄ると、さっき入り口で会ったふたりがいた。感想を述べる。カウンターには70年代安保の闘士がいた。それでそっち方面の話しも。でも、安保闘争の人とちょっと違うと思う、と感想を述べた。いくつになっても、それぞれに引きずっているものがあるのだ。しかし、今も分からない。見たような気もするし、見てないような気もする。今の時代にこういう描き方ができるだろうか、できないような感じ。内容よりも、こういう視点と作り方で制作できたということに興味がいってしまった。
by kienlen | 2012-05-15 00:06 | 映画類 | Comments(0)

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