春に向けていい話し

この間友人とランチしながら話した。普段、そう会う機会のない人。ちょうどそちら方面に仕事があったので電話した。「話しがあるのよ」と深刻そうに言うから、いつものように事業の話しかと思った。仕事がなくなってきて困っているという話しを予想していたら全然違った。始まりはいつものごとくだった。「あなた何歳だっけ」「シワ少ないわね」「お化粧していじったりしないから逆にいいのかしら」みたいな。私が「年とればシワはできるの。先延ばししてもしれてる。それが何よ」と言うのもいつもと同じ。だいたい同じ人が言うことなんて限られているのだ。人間、個人レベルでそうそう進歩しているわけじゃない。で、「友達が亡くなってね、考えちゃった。ここで死んだら、自分の人生何だったんだろうって。仕事ばっかりで他のこと何もしてこなかった」と言う。これはいつもと違う言い方。「そうなの。だったらやりたいことすればいいのに」と私。それしか言えない。すると、それでね…という話しになった。

それで何をしたかというとジムに通うようになったそうだ。体を使って踊るのが楽しいという。そうだよ、人間身体なんだから。「楽しいでしょうね」と私。で、もっと楽しいのが若いカッコいい男の講師を見るのが楽しいというのだった。いやあ、それは楽しいでしょうね。でもびっくりなのが、そういう自分がまずいのではないかと言うのである。私はどうも感情を抑圧するということが好きではない。感情というのは、何か自然物のように感じる。ただ、その感情をどう処理するかだけが問題じゃないだろうか。その際には環境が影響するだろうから「でも、子どもは独立しているんだし、ここであなたが誰かを好きになって、その悪影響って特にないでしょ。きれいになるし、生きがいができるし、いいじゃない」と言うと、ほわほわしっぱなし。不景気な話しより、もう呆れてモノも言いたくない意味不明な政治の話しよりずっといいや。しかし、ビジネスって、見えない部分の感情をどう惹き付けるかなんだろうなあ。こういう話しって個人レベルというよりも、人物特定できないほど一般的で、それが面白かった。かといってジムに行く気にはなれない自分。そのうちに。
by kienlen | 2012-02-13 07:28 | 男と女 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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