たかがランチにこれだけどきどき

ちょっとした仕事で軽井沢に行った。行き先が行き先だから遊び気分。電車か車か迷ったけどドライブにした。あちら方面は大好きなドライブコース。途中の温泉に寄ろうと早く出たら、早すぎてまだ営業していなかった。途中で一件用事を足す。気が重たい用事だったのを終わらせた。見積書の件。金勘定が好きだといいのだけど、どっちかというと面倒くさい。営業マンだったら仕事が取れるともっと単純に喜べるのだろうな。仕事はありがたいが、難易度もそれなりなので、これで労働対価として合うのかどうか、なかなか複雑なものがある。いずれにしろ引きずっているよりはマシですっきり感と共に本来の目的方面へ。お話合いが結構長くなり、ちょうどランチの時間になった。そもそも温泉どころではなかったわけで、営業前で良かった。金勘定どころか時間勘定も苦手ときている。

ランチであるが軽井沢である。安全なラーメン屋にしようかと思ったけど、それもな、と思って、目的地の近くの和食の店の駐車場に入った。外観真っ黒。呼び込み用ツールもなければ何もない。高級感少々。うーん、2000円とかしたらヤダなあ。偵察しようにも何もない。一旦入ったらおしまいっていう設計になっている。駐車場で煙草を吸っている男性がいた。しばし躊躇しつつも、ま、これもご縁だ、いくらでもいいか、覚悟を決める。備長炭国産うなぎがあるらしい。でもとんかつもあるらしい。と、そこに女性が店から出てきて煙草を吸っていた男性と合流。ご夫妻らしい。「高いですか」と聞くわけにもいかないので「ひとりでも大丈夫なお店ですか」と聞いてみた。こちらの意図が伝わったのだろう、相手は笑って「大丈夫、大丈夫」と言う。「は、初めてなもんですから」「あたし達も初めてよ」てな会話。しかし見るからに裕福そうなご夫妻である。真っ赤なスポーツカーみたいな車だし、結構年配なのに。しかし歳するとステイタスが外見に出ます。当方冴えないおばさん。手編みのセーター姿。あっちが大丈夫、大丈夫でもこっちがそうとも限らないが、ここで引き返すのもみっともない、というわけじゃなくて面倒なので、ええいと入った。

中は意外に大衆的というか普通だった。でも客は誰もいない。ドキドキしながらメニューを見る。ランチは千円台の前半から。ほっとする。ほっとして一番安いのを頼めば中身もほっとするのに、ほっとしすぎてなんとなくいつもだったら食べようなんて思わないウナギを食べてみるかという気分になった。国産である、備長炭である。そういえばラオスの友人から炭焼きを始める由のメールが来ていたな、大きな窯の写真と共に、まあ、ここでは関係ない話題だが。結局、思い切ってウナギを注文。それにコーヒーも。というほど大げさなものじゃなかったけど、でも、美味しかった。量は少な目でお上品なお味。結構好みでした。この程度でどきどきできるのは、まあ、おめでたいということだな。目的地に思いがけず食堂があって安いメニューが並んでいた。最初からここに来れば良かったような気もしたが、ま、いいでしょう。山越えの朝の空がきれいだった。
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Commented by jun at 2012-01-20 08:42 x
同様の体験がこちらもありました。不景気のせいかりっぱな外観でも値頃の店が増えてありがたいです。
来週はフェルメールを観てきます。
ではまた。
西沢
Commented by kienlen at 2012-01-21 08:25
フェルメールが人気なんですってね。私、20年以上前に友達からフェルメールの画集をもらったと画家に話したら「あら、その人、目利きね」と言われました。私も見たいな。
by kienlen | 2012-01-18 21:18 | その他雑感 | Comments(2)

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