『指導者バカ』

西村卓二さんという、東京富士大学の教授で卓球部の監督さんの本。アテネ五輪日本女子代表チームの監督でもあったそうだ。もう昨年のうちに読んだ本だし、いちいち記録する意味があるのかいとも思うが、そもそも有意義であることを目的にしている日記でもないので一応書いておこう。日経プレミアシリーズという新書の中の1冊で、偶然書店で見つけて購入したもの。半分くらいは結構面白いなと思ったけど、後半は少し飽きた。日経だからだと思うが、ビジネスマン向けを強く意識している内容になっており、リーダーとしての理屈が中心。ビジネスマン向けに卓球の技術を書いてもしょうがないのだろうけど、私はどうも基本的には、教えますタイプは苦手なのだ。それにそもそも私など日経プレミアのターゲットじゃないんだから、痛くも痒くもないのだった。

面白かったというか、へえ、と思ったのは女子の指導のポイントの部分だった。教師にとって男子と女子の指導が大きく異なるらしいというのは、息子や娘の懇談でも強烈に感じることで、結構それ自体が問題じゃないかと思うことさえある。娘の場合は必ず友人関係が出てくる。グループとか、そういうの。聞いててうんざり。先生がそういう視点で見るからますますそう見えるんじゃないかと言ってやりたいと思う時もあるが、そこまで言われるほどの行動を娘がとっていないらしく、そこまでの突っ込んだ話にならないのは良かったというか残念というか。で、この本でも女子の特徴というのが結構出てくる。女子を部下に持つ男性上司というのは日本の企業にはごろごろいそうだもんな。読んだ後で思わず友人に「私、女子じゃないかも」と言うとその友人も「私も」と言っていた。やっぱりどこを取っても読者としてのターゲットではないなと思った。
by kienlen | 2012-01-17 08:45 | 読み物類 | Comments(0)

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