知らなくてイラっ

コミュニケーションという言葉をやたらによく聞くし、何かとこれがテーマになっているようだ。それに自分でも使うわけだが、結構難しいなと思う。今日、ちょっと頼まれた仕事の件で不明な点があったので先方に電話したところ、担当者がいなかった。「じゃあ、伝言お願いできますか」と言って説明すると、相手がちょっと不思議な対応をした。何がというのでもないが、何かちょっと噛み合ってない不自然な感じ。最近、日本語通じないよな、誠実に対応しないよな、コミュニケーションになってないと感じる場面が実に多いので、これもその例かと思ってイラっときた。それで嫌味を込めてわざとバカ丁寧に「明日の朝、〇〇さんがいらしたら分かるように紙に伝言書いておいて下さい、××に電話を下さるようにと」と言った。すると相手が「あら、××さん、お世話になっています」と言った。「どなたですか」と聞いたら、知り合いだったが日本人ではなかった。

なんだ、あの反応に納得。日本語はもちろんひじょうに上手で不自然さがない。何に不自然さがないかというと発音。通常、大人になって外国語を学ぶとどうしたって発音がちょっと違う。発音がちょっと異なると、こちらも身構えるというか、相手が日本語ネイティブじゃないことを意識しながら話すし、間違っても問題とは感じない。多分、他の言葉の人もそうだろうし、私がタイ人と話す時だって相手は意識すると思う。ところが発音が完璧だと、それがその言語の力と一致するというわけでもないのに、瞬間的に完璧だと思ってしまうわけだ。バンコクにいた時、小さい時にタイにいたから発音だけはタイ人みたいなのに挨拶程度のタイ語しか分からないという日本人がいた。発音がいいものだから、タイ人から普通の速さのタイ語で話されて理解できないと困っていた。タイ語は発音が難しいから、うらやましい話だと思って聞いていたが、多分当人は辛かったんだろうと思う。私もイラってきたくらいだし。あれで発音から違和感があればイラつくどころか、分かりにくい話し方をした自分を反省するはずだ。難しいもんだ。
by kienlen | 2011-12-14 18:05 | 言葉 | Comments(0)

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