偶然好みが同じだった

夕方に打ち合わせを入れた。家の近所のレストランのカフェ部門。そう気を使う相手でも内容でもないし、夕食の催促をされるよりも手っ取り早いし、ちょうど娘の学校帰りの通り道でもあるので「打ち合わせしているから、帰りに寄ればいい」と言ってあった。「じゃあ、ケーキ食べる」と娘。はいはい。そしたら店の前に自転車が止まって娘が入って来た。少し間隔を空けて座って本を読んでいた。何を読んでいるかは特に気にしていなかった。何かの文庫本。すると「この本すごく面白い!」と言った。タイトルを見てびっくりした。これは私の愛読書ではないか。中島義道の『私の嫌いな10の言葉』。高校生がこういう本読んでいいのでしょうか。でも偶然だが、昨夜、文庫本の棚でこれが目について、これって娘が好きになるかもな、と思っていたところだった。

貸し出し状況を見ると、6年ぶりらしい。「6年間誰も読んでいない本だよ」と、喜んでるのか何なのか知らないが言っている。だから、うちにあるから返却してもいいと伝えた。これをきっかけに中島義道先生の本を何冊も読んだんだから。「まさにその通りってことが書いてあるでしょ」と言うと「そうそう」である。家に帰って中島先生の本を娘に貸そうとして『ウイーン愛憎』を出す。次に目についたのが『どうせ死んでしまう』。でもこれは戻した。何となく。高校生だし。まあ、自分が高校生の頃にこういうのを読まなかったかというと、そういうことは全くないのだが、親が勧めるのもためらわれる。まあ、勝手に読む分には何も止めないけど。どうせメジャー路線でいけないんだから、ちゃんと生活できるように手に職を持つようにと、願いはそれであるが、どーなるのだろうか。
by kienlen | 2011-10-12 20:28 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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