図書館にての不毛なやりとり

図書館に行った時、入り口近くの雑誌コーナーにあった雑誌の特集が目に入った。多文化化する地域、みたいな特集。ちょうどその時は異文化間教育についての講義を聞いた後だったこともあり、もともと興味ある分野でもあり、雑誌を手にとってみた。雑誌は館内でしか読めないんだろうが、館内で読んでいる時間がなかったし、それにどっちかというと私は家で読む方が好きなので、一応カウンターに持参して「雑誌、借りられますか」と聞いてみた。すると意外に、貸し出すという。ずいぶんとサービスが向上したんだなと思ったら、若い女性スタッフがちょっと困った顔になって「最新号は駄目です」と、もごもごと言ってきた。これは予想通り。次に知りたいのはいつになったら借りられるかということである。するとそのスタッフは隣にいた、さらに若そうなスタッフに相談している風でごそごそやっていた。奥付を見ているのだ。発行は5月だった。さらにごそごそ。で、うんと若そうな人がこっちを見るでもなく見ないでもなくの曖昧目線で「これは駄目です」と言う。しかもなんかはっきりしない態度。そんなに大問題提起をしてしまったのだろうか、私。

「次の号はいつでるんですか。季刊なんでしょうか」と尋ねると、またごそごそして「年に2回です」と言う。ということは当分最新号は出ないのか。「じゃあ、半年近く待つわけですね」と私。すると「でも、次の号が来るかどうか分からないので。送ってくるから置いているだけです」と言う。送ってくるから置いているだけって、随分な言い方だと思ってちょっとびっくり。それと、この歯切れの悪さの原因を突き止めたい衝動にもかられる。「バックナンバーはどこに置いてあるんですか」と聞くと、顔を見合わせて「送ってくるかどうか分からないので」みたいに言っている。どうも察するに今回初めて送られてきたのかもしれない。それならそれで、とにかく普通に答えてくれて、普通に説明して欲しいだけなんだけど。「でもねえ、仮に次の号が送られてきて、そのとたんにこの号は片付けられちゃうわけですよね」「…」「ってことは永遠に読めないって…こと?予約しておくとかできないんですか」「次のがくるか分からないので」「じゃあ、これが永遠に最新号だからやっぱりずっと借りられないわけね」「…」「で、どうしたらいいんでしょうか」「半年後くらいに来てみて下さい」「でも、もうないかもしれないんでしょ」「奥にありますから言ってもらえば出します」ということになった。問い詰める気は毛頭ないんだけど「送ってくるから置いているだけ」を何度も言われたのには図書館の役割をどう理解しているのか尋ねたいものだ。司書の資格を昔結構苦労して取ったものとしては。あるいは「お時間のある時にこちらでお読み下さい」でもいいけど、すこしくらい機転きかしてれないかな、仕事なんだから。図書館の専門家が当市には箱としての図書館しかないって言っていたけど、まさに。
by kienlen | 2011-07-12 12:14 | その他雑感 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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