アンケートの回答

運転中のラジオから流れてきたのでメモも取れず正確ではないが、おおざっぱには次のような内容のニュースが聴こえた。県内の製造業200何社からのアンケートの回答によると、景気が上向いていると感じている所が多い(確か割合を伝えていた)ということ。だから見通しが明るいというような分析もくっついていたように思う。こういうニュースを聴いて興味を感じるのは、こういうアンケートに回答を寄せる企業ってどういう企業なんだろう、ということだ。ほんの短いニュースでそこまでは教えてくれない。親会社が海外に工場を移転して、跡取りはいないし自分の代で止めようか迷っている社長は記入するだろうか。調査用紙よりも札束調達問題に奔走する社長はどうだろう。いや、そもそもそのような類の会社は調査対象に入っていないかもしれない。母集団が不明なので想像しにくい。

アンケートに答えるにはかなり高度な思い切りが要求される。私の場合は、職業分類でまず軽い挫折感。どこに相当するのだろう。仕事も収入も毎年変動するし、主なる家計維持者も特定できず変化する。それに例えば「○○は○○であるべき、という考えがありますが、この考えについてあなたはどう思いますか?」というような質問項目があったとすると、問いの内容はともかくとして、「べき」という考え方を支持できないので、それを基準にした回答もしたくない。まじめに考えると答えにくい質問というのはよくある。でも、ふまじめに答えるのは気がひける。だって結果が政策にも反映されたりもするのだから。それで、迷って迷って回答の時期を逸したりする。で、もしや私のように決断力のない人間が回答しないで、思い切りのいい人だけが回答していたとしたら、結果にも影響を及ぼすに違いない。
Commented by hiro at 2006-04-10 23:12 x
アンケートにも、発信者の様々な目的と意図があるので、一概に言えないのですが、一般市民に対して、政策に関する調査をする場合は、サイレント・マジョリティの声を聞き取る一つの手段として期待することがあります。
公募委員やパブリックコメント等、自ら腰を上げるまでの気持ちはないけれど、送られてきた(あるいは目の前に提示された)アンケートにだったら答えてみようかな、という人もいるだろうという期待です。
でも、何を好むか何を選ぶかという感覚的+感情的な嗜好は、回答者のそのときの状況や環境によって簡単に左右されたりしますね。
住民投票で合併反対が選択された自治体で、1年もたたないうちに合併賛成の候補者が首長に選出されたという話も稀ではないですし。
結局のところ、アンケートは何かを決定したり判断したりするときの検討資料のひとつなので、その結果を絶対的な資料とすると、判断を誤る可能性があるということなのでしょうね。
企業がマーケティングで用いるアンケートの場合はどうなのでしょう。
Commented by kienlen at 2006-04-12 00:24
検討材料のひとつであり、絶対的な資料としては判断を誤る可能性がある、全く同感です。
by kienlen | 2006-04-05 00:32 | その他雑感 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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