散りゆく桜の下で

写真の仕事をしている友人から「◎◎で写真撮っているからよかったら来て」という連絡をもらっていた。今日が最終日。アマチュア写真家の指導でもしているんだろうか、何をしているのか分からないままに様子を見に行くと、その場所に花見に訪れた人に声をかけて撮影しているのだった。その場所のオーナーからの依頼なのかと思ったら違って、自分でやっているということだった。コマーシャル写真を主に撮っている友人だし、こういうことをするような人に見えなかった。それが、震災で家族の写真を探し出す人、大事に持ち出した人たちを見て写真の重要さに気づき、桜の木の下での一期一会を残しましょうと思い付いた企画だということだった。いいなと思った。無料である。現地にボランティアに行けない分をここで、ということ。いいなあ、写真の人は。音楽もいいなあ。絵もいいなあ。片っ端から羨ましい。

私も撮ってもらった。娘の学校の近くだったので、もし間に合えば撮ってもらおうと思って連絡するとやって来た。単独と一緒とでまた撮ってもらった。楽しかった。あの日以来、日々の大切さというか、一期一会を改めて意識するようになっているんじゃないだろうか。雲のおかげで柔らかい光、そしてハラハラと散る桜の花びら。絶好の撮影日和だった。仕事の電話もない、夫は連日戻らない、何もない、こうしてひとりになってゆくのだというレッスンにはなるけどな…と感じながら過ごした今週というか、ここんとこずっと。これじゃあいかん、と思いつつも、今日もそうして同じように過ぎるのかと思っていたら、思いがけず面白い話が舞い込む。何も決まっているわけではないが、思いがけないことが続くと話だけでも嬉しい気分になるものだ。そんな日だったので、撮影の後、その友人と娘とで桜を愛でるテラスレストランで飲食。明日は「朝の桜もいいよ」ということで、友達と朝花見の予定。
by kienlen | 2011-04-22 20:56 | その他雑感 | Comments(0)

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