上ったことのない人に「降りていく生き方」ご教授

記録のために今月は毎日書こうと思っていたのに1日から抜けた。昨日はひどい孤独感で友人を「ウチに飲みに来ないか」と誘ってみた。夫の店があるので家に人を呼ぶことがほとんどなくなっているので久々。来れなかったら本でも読んでいようと思っていたら来てくれた。そして学生のように朝の5時まで話し込んでしまった。なんということ。日本酒と焼酎とで。友人はソファに寝て朝のコーヒーを飲んで帰宅。昔、一時期一緒に働いていたことのある、つまりかつての同僚だ。こんなにゆっくり話したのはもう何十年ぶりかってところ。仕事の分野が結構対極であることもあり、物を見る視点が大きく違っている。「若い頃もこういう話をしていたよね」ということで、歳を取ったからって基本が変わるわけでないことを確認。とはいえ、やはりこの状況下では明るい話はまず何ひとつなく、生活不安を抱えつつも自分のできる限りの生き方をするしかないということでいつのまにか朝方になった。

今日は「降りてゆく生き方」という映画を見た。友人からチケットをもらったのでもうひとりの友人とふたりで、少し離れた会場へ。自主上映のみというスタイル。タイトルと主演が武田鉄矢ということで、もともと食指は動かなかった。舞台挨拶等々で…で、上映後の舞台ではちょっと耐え難いものがあって途中で退出した。帰路、友人と「ああいう映画に感動できない私達って…」と言葉少な、ということもなく饒舌に語り合う。そもそも上ったことのないずっと「負け組」の私達始め、田舎の聴衆に向かって都会のお兄ちゃんが降りていく生き方でもって励ますという構図の意味は理解できずじまい。前提を共有できず疲れ切った。日本全国のまちおこしの人達を数百人取材したということなら、ドキュメンタリーにして欲しかったな。なんでそうしなかったんだろう。ドキュメンタリーじゃごまかしがきかないからか。動員できないからか。バブルの絶頂期の上映ならもうちょっと評価したいところだけど、今の時期に誰に向かって。私は喜劇のつもりで見ていたら友人は「まじめなんじゃない」と言い、のけぞった。何かやり場のない違和感を抱えたまま帰宅。
by kienlen | 2011-04-02 18:01 | 映画類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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