撮影時の一コマ

短時間のアルバイトをした。定期的な仕事がないのでバイトでしのいでいる。ガイドブック的情報雑誌のレストラン案内の紹介文のための取材で、文字数は少ないし簡単なので10分もあれば済むのだが、料理の撮影に付き合わなければならない。で、これが相対的にはひじょうに長い。することはないし、てもちぶたさなので、準備に動き回るフォトグラファーに向かって「この雑誌って撮影は丁寧ですよね」と言ったら、彼はムッとした表情になって「どこもかしこも安易になっている。今までやっていたコマーシャル撮影に比べたら、これだって手抜き。品質が低下しても、それを分かる人がいなくなると困る。書く方だって同じでしょ」と言った。

その通りです。指先用のお遊びツールがたくさんあって活字離れが進行するのは当然だ。わが子達の読書欲も限りなくゼロに近い。それを見ていると「シメシメ、読まないということは書けないにつながるから、この先さらに年老いてもライターとして若者の仕事を奪えるかも」と希望を膨らませそうになるが、そういうことはまずないだろう。だって需要がなければ供給はいらない。言葉の破片を暗号のように共有できれば、特に不自由ないじゃん、が主流だろうし、そういえば先のレストランは注文もタッチパネルで、メニューを読む必要さえない。タイ文字を読めない人は指差で…という指南がガイドブックにあるが、母語においてもこっちの方向に来ているような気がする。
Commented at 2006-12-11 13:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by kienlen | 2006-03-31 23:27 | 仕事関係 | Comments(1)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
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