小説に挑戦したくなった冬休み

特に目的もなく、ただ大勢に流されればこうなるという方向でありふれた大学に入った息子が帰省する。経済的には先の見通しがつかない中ではあっても学ぶことに意義は感じる親としては、もっと出来が良ければもっと安い大学だってあったのにしょうがねえ、と思いつつ、無理して仕送りを続けている。ところが息子は「金が足りない」と言い、洋服や髪の毛や食べ物には金を使うが本の1冊読むわけではなく、一体どうやって勉強してんだよ、状態。しかもゲーム漬け。腹を立てていると「これが一番金かからない」と言う。確かにそれは言えないこともないが、ゲーム以外の過ごし方もあるだろうに。全くの利己主義的ふるまいである。鬱陶しいことこの上ない。まじめに生きている自分がみじめになる。一体こんなヤツの将来はどうなるんだ、これで職を得られるわけがない。社会はそんなに甘くないぞ。しかしそれを分かっても仕送りを続けなくては、もっと悪いことになりそうだ。

小さい時はあんなにかわいかったのに。親だって充分かわいがってきたのに。この変貌はなぜだ。その髪切れよ。その髪の色、なんとかしてくれ。そのずり落ちそうなズボンなんとかしてくれよ。こいつのために全財産を失い、仕事はもうないかもしれないのに、一体自分の人生って何なんだ。もう我慢ならない。何か言えば屁理屈を言うだけだ。こんな思いをするために子どもを育てるのか。自分は親の気持ちを察して控えめに生きてきたのに、どうしてこんな目にあうんだ。親はゲームに興じる息子の背後から近寄って・・・。その時息子は「いちいちうるせえなあ。金かかるって言うくせに自分だって遊んでるじゃねえか。この間だって海外旅行だろ。昔は・・とか言ったって自分が苦労したわけじゃねえだろ。その上の世代じゃねえか。だいたいあんたらの世代が食いつぶしてこちとら就職だってままならないし、大学なんか昔はいい加減でも卒業できたって言うけどさあ、今は文科省の締め付けも厳しくて結構苦しいんだぜ、やってられねえよ。バイト帰りに警察官からはしょっちゅう職質だしさあ、なんだよ、この世知辛い世の中は。そんなに俺が気にくわねえんなら終わらしてやるさ」と心の中でつぶやき、付近にあったハサミを手に取って振り返るのだった。なんていうステレオタイプなストーリーにリアリティを感じる冬休みであった。続きは携帯小説か。
Commented by eaglei at 2011-01-06 20:44
娘のために、授業料は払っていますが、
生活費はすべて奨学金でまかなわせています。
最高限度額の月10万円です。
返すのは、もちろん娘。
だから、娘は倹約して生活しています。
本は、ほとんど図書館で読むみたいです。
僕も薦めたい何冊かは、渡していますが・・・・。

今からでも、奨学金にしたらどうでしょうか?

遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。
Commented by kienlen at 2011-01-07 10:09
eagleiさん、本年もよろしくお願いします。アドバイスありがとうございます。いい娘さんで羨ましいです…。多分それは親御さんがいいからでしょうね。ウチ、どっちもどっちなんです、多分。まとまりないから。
by kienlen | 2011-01-05 15:23 | 家族と子供の話題 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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