ロビンフッド

どうしても見たいという気持ちはなかったが偶然にのっかって見た。2人の友人が見るということで、人と一緒の映画鑑賞もいいかなというのと、仕事がもう全くはかどらずすっきりしないままにいるよりも出てしまおうという気持ちとで直前に決意して出かけた。子どもの頃、冒険話が好きだったのでロビンフッドの冒険なんてのを読んだようにも思うが確かではないし時代考証なんかできるわけがないし、ストーリーも覚えていないし、聞いたことはあるけど、ではロビンフッドって何者?という程度の知識のまま映画館へ。友達3人並んで映画を見るなんて初めてかも。戦闘シーンはレッドクリフを連想させ、騎士の心得は武士道の時代劇と似ていて、それに全体に人間らしい話で映画の娯楽性も充分で楽しかった。面白かった。当時の歴史を知らなくても、十字軍で疲弊し、帰国を目前に国王が戦死したイギリスに攻め込むフランスとか、その準備として国内の対立を煽るとか、そういう政治性と、政治に翻弄されつつ生き延びる庶民とか、中間管理職としての地主や代官のあり方とか、教会の立場と本音とか、原理よりも形式を選ぶことで実利を取る智恵とか、古今東西同じなんだろうなと感じられて、いろいろと面白かった。

そもそも友人と話している時に「読書会」みたいなのをやりたいということになり、時間が取れるかどうかの話になり「同じ映画を見て感想を語る会」みたいなもいいねということになり、それが今日のグループ鑑賞につながった。いつもはひとりが多いので、人の感想を聞きたい時には「良かったから見て」と勧めるしかないが、今日は鑑賞後に赤ちょうちんの店へ。3人共、高い評価だった。それぞれに感じる部分が違ったり同じだったりで、多重な楽しみを味わった。主演のラッセル・クロウと、ケイト・ブランシェットも良かった。とってつけたようなラブシーンのないのも好感。こういうので興ざめになることがよくあるから。会話も気がきいていたしユーモアもあり、全体に洒落た感じ。帰って娘にも「見たら」とお勧めした。
by kienlen | 2010-12-19 22:23 | 映画類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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