かの有名なフォーを初めて現地で

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ベトナムといえば「フォー」が有名なのは、タイ料理といえば「トムヤムクン」みたいなものかな。フォーはバンコクでも日本でも食べたことがあり、印象としては「はっきりしない味だな」というものだった。しかしここまで有名なんだから本場で食べたら感動するに違いない、なんて期待し過ぎたのがいけないのか、あるいは団体様用料理にアレンジしてあるのか、そこはよく分からないが、ベトナムで初めて出されたフォーを見た時はびっくりした。野菜類がなくて肉だけ。ベトナム料理といえば、韓国料理でキムチが自動的に出されるように、自動的にカゴいっぱいのハーブが出てくる、というのがスタイルだと信じ込んでいた。日本人の団体様用のせいか、結局そういう場面には当たらずじまい。ツアーの面子を見て自動的に葉っぱ類省略の判断をされたのかもしれないが、いずれにしろがっかりだった。

粉唐辛子をくれと言ってガイドさんに「ベトナム料理では粉唐辛子は使わない」と言われ、それにしてもこういう汁物に入れない理由もなかろうと思ったけど、それ以上求める元気もなく、おとなしく薄いスープをすすった。「コリアンダーを下さい」と言っても通じなかったようで、何ももらえずに諦めた。まさか「パクチー」と言うわけにもいかないし。これが、ある種の団体旅行の典型というものなのだろう。たかだか観光客に対しての過剰なサービスは卑しいというのが流儀なのかもしれないし、まあ、大変に勉強になった。コシがなくてソフトな麺も苦手だった。みんなが美味しいという物を美味しく感じないとひねくれているようで悲しいものがあるのだが、帰国して、自分と同じような感想だった友人と話し、なんだかほっとした。変なほっとの仕方だとは思うが仕方ない。
by kienlen | 2010-12-16 21:07 | | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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