ベトナムの道の駅

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視察団の一行からは何度か「お土産を買う時間が欲しい」という声が上がった。旅行会社やガイドさんの身入り等は買い物に依存することもあり得るわけだから、買い物は連れて行きたいと思いきや、その時点までではあまり時間は取ってなかったみたいだった。声をかけてくる行商には事欠かないが、ちゃんとした店に寄りたいということ。私としては、旅行会社の御用達の店じゃなくて自分で探したかったが、もちろんそういう自由のないのがこの手のツアーである。せっかくだから洋服を少し欲しいと思った以外は買い物予定もなかったから小さいカバンのみで来ていた。すると世話人が「道の駅に寄るのでそこで買えると思う。この道の駅は日本のODAの無償援助6000万円で作られた」と説明した。日本でこの話を聞いた時は、一村一品運動をまねたタイの活動が成功していることから、ベトナムでは道の駅かと期待したものだったが、ベトナムに着いてみると一体どういう道の駅であるのか、という訝しさの方が先にたった。結果は案の定というか、それ以上だった。

埃をかぶったわずかの商品。ガランとした店内。無愛想な女性がふたり店番している。インフォメーションとあるから「1日に何人お客さん来るのか」と尋ねてみた。女性はツンとそっぽを向きながら、間をおいて「30」と吐き捨てるように言った。「外国人ですか、ベトナム人ですか」と尋ねるとプイっといなくなった。適当に応えておけ、といういい加減さのないのはいいのかもしれないけど…。ちょうど通訳の人がいたので日本語で「外国人とベトナム人のどっちが多いか聞いてくれ」と頼んだ。返事は「どちらでも大丈夫です」。ばからしくなったがもう一押し。「どっちも大丈夫なのは分かるけど、どっちが多いかを知りたいんです」と言うと「韓国人」ということだった。どういう経緯でこういう建物が出来たのかは知らないが、少なくとも一見では、ひどいもんである。土地は地方自治体の提供で、管理は国だそうだ。実際の運営がどこかは知らない。次に行く時は日本で研修して活況を呈しているのかどうか。こういう素晴らしい道の駅を日本政府は6か所だか7か所だか建設しているそうだ。たまたまここだけが特別に寂れている・・・のだろうか。
by kienlen | 2010-12-13 19:17 | | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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