中島義道『人生に生きる価値はない』

今日は家にいられる日。それが珍しいというほどではないが、目の前の事だけじゃなくて少し余裕があるという点では、なんだか久しぶりの気がする。この本は図書館で見つけてすぐに読んだ本。もう、しばらく前になる。これ以上あり得るかというタイトルは編集者がつけたんだそうだ。あとがきに書いてある。大好きな中島先生の本は久しぶりだった。雑誌の連載をまとめたものなのでやさしく読めて面白かった。前々から大学を辞めると書いていたが、このエッセイを執筆時点で退職が決まっているようで、それが盛んに出てくる。退職後の準備も進めている。哲学塾、近くだったら行ってみたいけど、ここから行くほどの元気があるというか、元気がないというか、どっちにもない自分。若い時だったらどうなんだろうか。そんなことは分からないんだけど。

最近は娘と本の話をすることが多い。昨日もドライブからの帰路「本屋に行きたい」というから寄った。コナンが目当てだった。他の店だと面倒だが本屋だと自分も好きな場所なのでつい寄ってしまう、という母の志向を見抜いているに違いない。息子が全く文字を読まないタイプなので、これで人生大丈夫なのだろうかと思っていたが、娘のように本ばかり読んでいるのも、これで人生大丈夫だろうか、と思うのだから勝手なもんである。つまりどうであれ心配であるし、その心配に大きな価値をおかないことだ。違うタイプがいるということは当方の人生を豊かにしてくれるようにも思うし、だから何なのかということでもあるが、とりあえず、どっちもどっちで、しょうがないのである。自分だってしょうがないし。朝から底の方で独り言。そういえば寝袋を見に行ったりしないとな。電球も切れたままで暗めな家になっている。
by kienlen | 2010-11-22 09:21 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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