テレビを見て栗の里へ、という人々に混じった

小布施という町が全国的に有名だとは聞いていた。当方地元なので平常のつもりでうっかり行って大混雑でさんざんな目にあったこともある。しかし用事がいろいろあるので行く機会は多く、でもこのところ混雑は見ていなかった。ところが今日、用事のついでに同行者と「飯でも食っていこう」という話になりびっくりした。最初に入ろうとしたレストランで「空席は全部予約のお客様です。40分ほどお待ちいただくことに」と言われて、まさか、と思ってやめ。次の店に行くと定休日。まあ、定休日でなくてもここは満席だろうと思う。次の店も満席。しょうがないから蕎麦でも食うかということで通りがかった蕎麦屋に入ったらそこも満席。何これ。平日でこの人出。人っている所にはいるんだ。もう面倒になってカレーの看板を掲げた店に入ったら空きがあった。看板にカレーがあったって別のメニューもあるだろうと思ったらカレーしかなかった。カレーってそんなに食べたいものじゃないが食べた。次々に人が入ってくる。

次の用事の先でランチの様子を話すと「テレビで紹介されたらすごくて」ということだった。健在なんだ、テレビの影響力。ほとほと感心。テレビによって行動を決めたりしない者から見ると新鮮である。ここまで人を動かせる仕事をしていると、自分って力があると思ったりするんだろうか。紹介されたのは焼き栗だとか。そういえば午前中にうかがった家の庭の栗の木に、実の形跡が全くなかったのがなんだか奇妙だった。栗畑にも取り残しが見当たらない。町中からかき集めたんだろうか。りんごはたくさん実っているのにな。そんなくだらん話をしながら、同行者とかなりの時間を歩き回ることになった。素晴らしい秋晴れで、これがデートだったら、どこの店も満席だったらずっと一緒けるのにな、なんて思ったりするんだろうか、なんて思ったりして。ま、そんな秋の1日だった。
by kienlen | 2010-11-09 22:53 | | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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