仕事についての私事

趣味とか特技とかを聞かれることは年を取るとなくなる。若い頃なんてお見合いの練習とかで、そういうのを友達とやりあっていたものだったし、履歴書の必須事項でもある。昨日、久々に特技について考えた。趣味は読書とか手芸とか書いておけば良かったから困らないが、特技はないと思っていたが、あったことに気付いた。それは忘れること。昨日、仕事で嫌な思いをした。同時に、そういえばこのところ、この手の嫌な思いをしてなかったなということにも気付いた。それは最近の仕事相手が話しの早い人ばかりで運び方がスムーズだったからだ。悲観的な自分としては、こういうのが続くと「こんなことが長続きするはずがない」みたいに思ってしまう。そう思いながら、きっと不幸な人というのも幸福の中にいると「長続きするわけがない」と思ってしまって不幸の方に寄っていくのかもしれないな、それが安住の地なのかも、などと思ったりもする。もっとも幸だ不幸だは、主観的なもんであるから、仕事で「何、それ!」っていうのとは異なる。あ、何を脱線しているんだ。つまり忘れっぽいのは特技なんであると思うことにする。

昨日仕事の件で嫌な思いをした。この方の場合、今までも同じ思いを何度も味わわせてもらっている。それで業種の違う友人などは、何か仕事が発生しそうになると、最初から警戒態勢に入っている。それは多分、この方がそういう方だという過去の経験をストックしていて即座に警戒態勢が取れるのだと思う。その点、私なんか、よく覚えていない。ところが同じことの繰り返し。そこで、そういうえばこの方はこういう方だったのだと思い出す。記憶のストックルームの扉の鍵の整理がついていないのだ。さらに悪いことに、同じ事を繰り返すのを見ていると、うんざりというよりも、どうしてこの人はこうなのか、に興味が移行してしまう。そうなるとますます知りたくなる。そうやって目的がずれてくるわけだ。忘却の作用は色々だ。忘れるといろいろな事を新鮮に感じられる。ということは、自分自身ってつくずく進歩のない人間なのかもしれない。同じことを繰り返す相手に対して同じ対応。それを新鮮に感じてどうするんだよ。とにかく請求書は送らせてもらいます、の宣言はしておいた。結局問題はここで、最後のつじつま合わせだけしてもらえばいいんである、仕事の場合は。仕事以外だとそうもいかないから、きっとややこしいんだろうけど、そういえばそっちのややこしさにはあまり巻き込まれてないようだ。さすがに、忘れる特技をそっちで生かしたい、とまでは思わない。
Commented by shinanoya-chubei at 2010-11-02 11:26
爪を切ろう、と思ってから3日も4日も忘れてしまう、というのは加齢のなせる業なのか・・・それとも生来低脳なのか?・・・いずれにしても特技とは言い難いのであります。
Commented by kienlen at 2010-11-03 09:00
shinanoyaさま、そうでした。特技とは、生来ではなくて後で身につけたものですよね。爪切りを忘れるのは重症ではないでしょうか。私は爪切りはすぐ近くに置いていて「切ろ」と思う」と「切る」はほぼ同時にやってますので今のところ忘れません。
by kienlen | 2010-10-30 11:12 | 仕事関係 | Comments(2)

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