キノコな日々

直売所で山キノコを物色していたら、隣の男性が「残念だな」と何度も独り言を言っている。何かと思って聞いてみたら「買いたいけど日持ちがしないでしょ」と言う。遠くから来ているので家に戻るのが3日後だそうだ。「3日だとカビが出そうですね」と言うと、少々カビの出ているパックをわざわざ持ってきて「こうなっちゃいますよね」と言う。だから「洗えば大丈夫じゃないですかね。でもまあ味は落ちますよね」と私。名残惜しそうに、その男性はいつまでもキノコを見ていた。そうなると欲しくなるのが心理というものである。これが直売所の回し者だとしたら賢い商売であるが、確かにキノコ好きにとっては値段も手頃だし心残りなのは分からなくもない。地元民としてはその人の分までもと思ってたくさん買ってしまった。

この直売所では過日も、松茸を眺めていたら店の人から「それはロープをつけて崖を降りて採ってきたんですよ」と言われた。「へえ」と感心して聞いていたら、隣にいた男性が「僕も松茸採ったことがあるよ。人命救助で崖を降りたら、そこに松茸があったから」ということだった。消防か警察の人かと尋ねようかと思ったがやめておいてますます「へええええ」と感心した。そうなると欲しくなる松茸だがやっぱり高いから別のキノコにした。今日はムラサキシメジとヒラタケと一本カンコウとクリタケを買った。天然ナメコも美味しいから買いかけて、娘と2人でこんなに食べきれないと思い直した。購入後に父から「ナメコを家に届けておいた」と電話があった。そういえば父もナメコを栽培しているんだった。もっと早く教えてくれればいいのにな。大量キノコの味噌汁、サンマ、キノコとピーマンとマコモタケの天ぷらという秋たけなわの夕食だった。明日はうどんを打ってキノコ汁に入れて食べるのだ。
by kienlen | 2010-10-20 22:18 | その他雑感 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
プロフィールを見る