怒鳴る効果

来日間もないタイ人の子の支援ということで教室に入った。数学の授業の様子を見るため。学校って言葉使い等独特なものがあって日本人でも、学校文化に馴染みのない者には結構特殊な場に思える。もっともいずれの業界も独特なんだろうが。とにかくタイ人の子の隣に座っていた。すると先生がものすごい勢いで怒鳴った。我が家はごく静かというか、そもそもあまり一緒にならないし各人テンション低いし暗めだし怒鳴り声を出すとすれば母から息子へくらいなもので、そんなのたいしたことではない上に今はもう当人がいないのだから大きな声が響くなんてことは一切ない。よって私はひじょうにびっくりしてしまった。何事かと思ったら、ちょっとの空き時間に廊下に出た子がいて、先生としてはもう中学生なんだから自己管理せよ、みたいな事を言いたかったようだ。

なんだかものすごい違和感だった。考えてみると自分は学校時代に怒鳴るような先生に会ったことがないのだと思った。廊下に立たされるとか怒られることはあったけど、大きな声で怒鳴るというのは記憶がない。先生とか親ってある程度こうして強圧的になることは必要なんだろうか。ウチはあまりに野放しか。娘に尋ねてみた。怒鳴る先生はいるが「怒鳴るのなんか怖くもないし効果ないよ。怒鳴らずにちゃんと見ている先生の方が怖いよ」と言う。そういう意味で怖いのは担任だそうだ。怒鳴るのは自分のストレスのためだろうと言う。だから生徒には伝わらないそうだ。隣のクラスの先生がそういうタイプだそうだ。ふうん、そんな風に先生のことを見ているわけか、と複雑な気持ちでいたら「変な先生が多いから今の中学生は大人なんだよ」と言う。なるほど。「そんなにムリしないでよ」と言うと「ムリしてないよ。担任が変じゃないもんムリする必要ない」と言う。怒鳴ることに効果を認める説もある。私が思うには怒鳴ろうが怒鳴るまいがキチンと見ているかどうかということなんじゃないかな。見ていれば表現は得意の方でいいんじゃないかという気がするが、怒鳴られること慣れてしまって響かなくなるのも困りそうだ。ウチにもひとりそういうのがいる。
by kienlen | 2010-09-11 21:50 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

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