夏の大好物

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今年はナスが不作でもらいものが少ない。それでもこの間、父から少しもらった。新鮮なうちにおやきを食べたくなって作った。1年に1度か2度作る程度だからなかなか上達しないのだが、今回はうまくできた。とにかく私はうんとシンプルなのが好き。友達が売り歩いていたので買い置きしてあった地粉の中力粉を水で溶き、ちょっとねかしてから丸ナスを包んで蒸す。丸ナスには切れ目を入れて油と味噌を混ぜて砂糖をほんのちょっと入れただけのアンを挟むだけ。もともと貧しい地域の自給食なので油が購入品くらい。油はなくてもいいんだろうが、ないと物足りない。砂糖も好みだが、ほんの少々入れるのがいい。慣れると手早くなるので昨夜は夕食に作った。娘もこういう粗食が好きなので2人で満足していた。娘はこれにニンニク醤油をつけないとならない。何でもタレをつけるタイ人の習慣を引き継いでいるようである。生のニンニクをおろしてたくさんつけるから、刺激が強いのでやめてくれと言うのだがやめない。自分も好きなので説得力なし。

ちょうど作っている最中に友達から電話があって、粉粉の手で取って「おやき作ったら出かけられる」と言うと「ちょうだい」と言うから「うまくできたらあげる」と言っておいた。うまくできたのでひとつ持参した。とっても美味しいと言われた。私のような辛党がカフェをやるとなるとスイーツは売り物にできない。となるとおやきである。コーヒーとセットにしても悪くないと思っている。ビールでもいいし、ワインでもいいし、日本酒でもいいが、つまりそういうこだわりのない者がカフェをやるとなると、何でもいいんである。1個100円で…と計算しても、どうやっても儲けってほどにはならない。だって10個くらいしか作れないし、ナスが不作なら作れないし、ナスを作っている親は80歳である。人生は甘くないのだ。でもおいしかったからいいのだ。
by kienlen | 2010-08-26 13:33 | その他雑感 | Comments(0)

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