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傍聴記録途中まで

友達と娘と3人で裁判の傍聴に行った。息子も誘ったが来なかった。出廷者が夫という、全くこういう目にあうとは思いませんでした、の展開な人生街道とぼとぼ歩き。まあ被告でも原告でもなく証人尋問されたわけで、はっきり言って被害者であると言いたい。事情聴取されていたのは知っていたが、証人尋問になるとは、浅はかながら予想していなかった。不幸中の幸いは報道陣がひとりもいなかったこと。本当に良かった。運悪く他にニュースがないと、何がどういう取り上げられ方をするか分かったもんじゃない。30分か1時間くらいかなと思って気軽に行ったのだが、まず裁判官に質問時間を聞かれた検事が「50分」というのに驚き。形式的なものじゃない予感。ここに弁護人質問があるとすると…ということで、結局2時間半もかかってしまった。裁判官が途中で「あまり長くなるようならもう1回やります」と釘をさしたことで何とか終わったのだが、終わった時には「よくがんばった」と拍手したくなる心境だった。とにかく全体的に冴えがないというか、どよよんとした感じ。

後で感想を聞いた。「飽き飽きだった」というから「聞いている方も飽き飽きだった」と私も言った。娘は閉廷後から「パパ、頭にきてる感じだったね」と言っていた。確かに後ろ姿からイライラ感が伝わってくる。だから、落ち着いて最後まで耐えたことに拍手。ひとつには何が焦点か分からないからである。ひじょうに些細な事ばかり繰り返し繰り返し聞いている。これは聴く側にとっては重要なのだからしょうがないのだろう。当方が最初から傍聴していて事件の概要と双方の主張を知っていれば何が争点なのか理解できて今日の証人尋問が何のためなのかが分かるのだが、それをしてない当方の大きな問題が基礎にある。それにしても質問の繰り返し方に芸を感じない。弁護士は新人さんかと思う若い人だった。通訳はベテランの大御所。だが夫は「通訳がひどい」と言って憤慨していた。これは私もいろいろ感じるところがあった。ダメだ、仕事ができない。昨夜も遅くてへとへとになっている。朝仕事に持ち越して寝ることにする。
Commented by shinanoya-chubei at 2010-08-10 11:48
ファミリーの皆様、お疲れ様でした。裁判というシステムはどこの国でもこんなものなのでしょうか?えらく時間を浪費してくれますよね。もっとも裁判官をはじめ裁判に直接携わる職業法曹人にとっては「ちゃっちゃ」と終わるのも、なんなのでしょうが・・・ま、コスト意識は皆無ですね。
Commented by kienlen at 2010-08-10 17:58
裁判というシステムにコスト意識をどこまで持ち込むかは難しい問題と思いますが、不思議に感じることは多いですね。私は裁判員制度には賛成じゃなかったんですが、いくら何でも、と感じる場面を見ると市民感覚とやらを導入せよという主張もうなずけるような気もするのです。ただ極端な例から極端な制度を生むというのも疑問。でも何が極端なのかを知ることもできない。なんて考えていくと、ますます疲労してきました。傍聴者を増やすために土日の開廷はしてもいいんじゃないかと思いました。多くの勤め人、児童生徒学生も行かれないのはちょっと不便。
by kienlen | 2010-08-09 22:51 | 出来事 | Comments(2)

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