マーケットとバザールの違いを知らなかった

バンコクの新名所というには古いか、もう数年とかそれ以上になると思うがルンピニーの夜市というのがあると聞いていた。バンコクに行くたびに誰かに勧められるのだが、そう興味を惹かれる感じでもなくて行ったことがなかった。そこで市場めぐりが目的の今回は行ってみることにした。場所と名前からルンピニー公園というバンコクのど真ん中の公園でやっているものと思い込んでいた。というのはルンピニーと聞けばルンピニー公園と、私の頭の中に回路ができてしまっているから。一応、市場なんていつなくなるか分からないから出がけにホテルのフロントで確認した。その時は「市場」という言葉を使って尋ねた。「やってますよ」と言われた。ホテルからはちょうど地下鉄で行けるから便利。のろのろしていたら8時近くになってしまった。バンコクの夜は遅いからいいや、という油断もあった。地下鉄も慣れないから行く所行く所初めてであり、そこも初めて。いろいろ考え事をしていたのもあり、なんとなく人波の行く方に行ってしまった。それにこの辺自体は未知の場所ではないからという油断もある。

信号機がついているのに歩行者は赤信号で渡り、車は赤信号でいかにも飛び出しそうで怖い。そういう道路を命がけで渡って公園まで来た。しかし閑散としている。おかしいなあ、有名な市場なのに。公園は塀で囲まれているから、こういう場所が閑散としているのはちょっと不気味。人波と思っていた人々もいつのまにか誰もいない。どっちの方向に行っていいやら。ちょうど年配の女性が歩いていたから「ルンピニーマーケットに行きたいですが入り口はどこですか」と聞いてみた。すると「ルンピニーのマーケットは朝だけで夜はやってないよ。やっていても8時でおしまい、ほら」と公園内を指差す。その通り。おかしいなあ、何回も確認するが答えは同じ。挙げ句に「朝は4時くらいからやっているから」と言われてしまった。訳わからなくなり、その女性の行く方向について行った。単純にひとり歩きが怖かったからだが。すると道路の反対側にいかにもタイの市場らしき明かりが見えた。壁にタイ語で「ナイトバザール」と書いてある。「ああ、あれです!」とその女性に言うと彼女は平然として「ああ、ナイトバザールね」と英語をタイ語風の発音で行った。市場という点では同じかと思っていたが固有名詞になっているのか。聞かれた方は別物だったのだ。とにかくまた恐怖の横断歩道を渡る羽目になった。で、結局どこもかしこも同じような市場なのだった。外国人が圧倒的に多いフードコートでヤムパカチェともち米という、夫に話したら「合わない」と言われそうな組み合わせの食事と小瓶のビールを1本ちびちび。舞台ではタイ人の歌手が大音響で歌っている。行き場のない音って感じだった。ここまで市場だらけだと、バンコク市場大売り出し、みたいな感じ。
by kienlen | 2010-08-03 18:02 | | Comments(0)

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