バンコク最終日の朝の出来事

昨日戻った。どうせ忘れるから、戻ったら何をすべきかをポストイッツに書いて目の前より若干ずらして貼っておいたのだが、見たくない感じ。帰りの乗客もまばらで、ひじかけを上げて横になることができた。かといって眠れるわけじゃなし。バンコクの空港で日本に住んで30年という元タイ人女性と知り合ってずっと話していた。専業主婦で子どもも成人したので旅行三昧ということで、夜行便に乗る時は3時間眠れる精神安定剤を処方してもらうということだった。なるほど、そういう手もありか。さて、最終日をどう過ごすかは全く決めてなかった。せっかくのホテル設備を部屋だけの使用に留めてはもったいないと思ってウイークエンドマーケットで水着を買ったのに夜にビール飲んでしまって使わずじまい。チェックアウトまで泳ぐか、とも思ったが、ふと「やっぱり100年市場に行こう」と思った。ネットで調べるとバスで1時間半くらいで行けるらしい。バスターミナルまではスカイトレインがある。空港までには最悪夜の9時に着けばいいんだから時間的には余裕。フロントで聞くと「スカイトレインで行ってもバスターミナルまでバイクかタクシーに乗らないとならないから直接タクシーで行った方がいい。コストは同じ」と言う。最初のホテルでも同じことを言われた。タクシーを勧めるという指導なのか、とも思うが、多分、ちょっとした距離も歩くのが面倒なタイ人らしい勧め方とも言える。それでタクシーでバスターミナルへ。スカイトレインの駅とは目と鼻の距離だった。

行き先を告げるなり「パタヤに行くのか」と言う気軽な運転手だった。で、100年市場に行くと言うと「なんでタクシーを雇わないんだよ」と言う。実は私もそれは考えたので値段を聞くと「800バーツ」と言う。「往復で?」「違う、片道」「それは高い」とか、前日に起きたバンコクど真ん中の爆弾の話などをする。行き当たりばったりに行ったんだし、もしあまりバスの時間までにあるようならご縁がなかったと思って諦めるつもりだった。が、いい具合に15分後の出発。40バーツ。安い。指定のゲートで待っているがバスは見えなくてマイクロバスがある。バスに刷り込んである目的地は私のと同じ。これかあ、と思ったが乗り込む。さすがにすごいローカルなタイ人ばかりだった。タイなんだから当たり前なのに、当たり前さがないのがバンコクである。途中で無言で人を拾う様子も、ひどい運転の仕方も昔を思い出させる。そういえばバスって命がけだったことを思い出した。呑気に景色を眺めるなんてできない運転ぶり。怖くなってよほど「ここで降りる」と言いそうになった。日本暮らしが長いとこういうことになる。周囲の乗客は平気で寝ているもんな。途中で止まってちょっと偉そうな係員が乗り込んできて「チケット見せて下さい」と全員のチェックをした。途中から乗り込んだ人が行き先を告げて現金を渡し「いくらですか」と聞くと「いくらって、ぼ、ぼ、僕も知らないよ」と言っている。一体何のための係員なのかなあ。まあとにかく無事に着いたのだが、びっくりすることに市場に交通機関がないのだった。さすがにこれはあせって屋台のお姉ちゃんに帰りの方法を聞くと「あの道路に出てバスを待ってて」と言う。「定刻のバスあるの?」「そんなのないよ」「じゃあ、どれくらい待つの?」「時によるけど、1時間くらいかな、2時間来ないこともあるよ」である。参りました。
by kienlen | 2010-07-28 08:15 | | Comments(0)

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