旅人ってこういうことなのか

日本の友人から用事のメールが来た。バンコクにいるので戻ってから返事する、と返信した。すると「政治状況はどうなんでしょうね」というメールが来た。どうなんでしょう。私に分かるわけがない。そういう点で話を聞けそうな友人もいなくもないが、連絡するのが面倒でこのままひとりを貫こうかと思っている。ひとり旅って、こういうことなのか、というのをほんの少し感じている。つまりひとりは寂しい、孤独、不合理、食事だっていろいろ頼めないし、ひとりで鍋物の店に入れないし焼肉にも入れないし、誰とも話せないし、つまらない…。でも、とにかく何をするのも誰にも気を遣わないわけだ。何の打ち合わせも必要ない。考えなくていい。ふっと方向を変えようが食事をしようがしまいが、何を食べようが飲もうが。一人暮らしが長いと人と暮らすのが面倒になる、という話はよく聞く。私は一人で暮らしたいと思うことはないので、その気持ちは今ひとつよく分からなかったが、何か分かるような気になってきた。きっとこういう感じなのかと思うと、すごく納得。しかも旅先だったら、望んだからと誰かと話せるわけでもないが、独り身というのは、会いたくなったら友達と会えばいいわけで、こんなのやめられないだろうな。ふむふむ、分かってきた。そういうわけで、私もひとりを貫くことにしたわけだ。ある意味で怠慢である。誰からも批判されず、評価もされず、ひとりよがりになれるし、こういう時間を若い時に旅人をして経験するということはどういうことなんだろうか。人によるだろうけど。

ということで、政治について分からないのはもちろんだけど、直感的に思ったことがいくつかある。単なる感じで根拠もないことだが。露店商が増えているように思う。今日は一番のビジネスエリア、金融の中心地などとガイドブックに紹介されるエリアに行ったみたが、確かに前も露店は多かったがもっと増えているように感じた。インフォーマルセクターに流れ込む人が増えるのって、どうなんでしょう。路上に投げ出されているみたいな印象といっては言い過ぎか。とにかくどこもかしこも市場だらけ。つまりバンコクって世界一巨大な駐車場であり、世界一巨大な市場なんだということが分かった。どうしたってモノ余り。どうしているんだろう。女性のブルカ姿が以前にも増して目立つ。空港には、イスラム教徒のための祈りの部屋があるというサインがあって、へえ、今まで知らなかった、と思ったのだが、さっき行ったデパートにも同じ絵のサインがあった。ただ、英語表記がなかったので確かかどうか分からず。でもアラビックで何か書いてあったからきっとそうだと思う。そのデパート内は英語とタイ語とアラビックの3か国語の説明だった。他は中国語が多いが。イスラム銀行もできていた。あとは中国人がやたらに多い印象。観光立国とはいえ、なんかすごいことになっているみたい。電車ができて本を読む人が目立つようになった。日本食がやたらに多い。どこにでも寿司を売っている。
by kienlen | 2010-07-22 23:12 | | Comments(0)

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