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パーティー会場にて

やっと5月のさわやかさを感じる日。7時前に家を出て運転2時間近くの所でちょっと仕事して急いで引き返した。用事がなければ行った先でひと遊びしてくるところだったが、1時からのパーティーに行かないとならなかった。出版記念パーティーというもの。会費8千円で著書付。その著書というのは数千円の代物。で、時間は午後1時から。これをどう解釈したらいいのだろうか。通知にはドレスコードも飲食関係も何も書いてなかった。服は無難にシルクのスーツを朝から着て出た。問題は食事。多分出ると思うけど会費が半端だから出なかったら辛い。それでちょっと食べておくことにする。それより大問題はアルコールだ。出る可能性を考えて車をどこかに置いて行きたい。家が一番だけど、家から会場まで徒歩だと間に合わない。タイトなスーツだから自転車を使えない。狙っていた駐車場が満車だったことから諦めて会場のホテルの駐車場へ。アルコールがあっても飲まないと決める。

会場は圧倒的に男ばかりだった。主人公は学者で集まったのもその関係と教え子、つまり教員の方々。それから自治体の関係者とか。民間人は少ないようだった。スピーチが面白くて宴会苦手な者としても楽しめた。主人公の人柄を反映して堅苦しくない雰囲気で、居心地は悪くないのだが、ふと考えると、そうか、来月は収入ありやなしやというレベルの金の算段をしなくていい面々なのである。だから世知辛い話題は出ない。景気も関係ない。なんだか夢のような空間である。会社員でなくなってからこういうパーティーに出る機会はたまにしかないが、いずれにしろ景気だとか商売に言及なしというものにはお目にかかれない。よって異次元の世界だった。おかげさまでリラックスできて飲み食いもした。思い付いて、夫に車を取りに来てもらったから。ただ、異次元から戻った今日は仕事の気分にもなれず明日に持ち越し。
by kienlen | 2010-05-08 22:48 | 出来事 | Comments(0)

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