『監督-挫折と栄光の箱根駅伝』

著者は元東洋大学陸上競技部監督の川嶋伸次さん。ハードカバーで文字が小さくて立派な本。こういう体裁をとっているということは本気で読ませる本を目的にしていると思われる。たった1か月で2刷りになっているから目論見は当たったということなんだろうか。そしてアマゾンでの読者の評価もひじょうに高い。よって当然期待する。そしてどうだったかというと、意外というかびっくりというかだった。内容はドラマチックなんだけど、そして真摯な監督さんの人柄も伝わってくるのだが、この書き方はなんとかならないもんかなあ。単純に文章がひっかかる。意味が分からなくて何度も読み返す箇所多数で、何度読んでも不明というか、間違っているんじゃないかと思われる箇所もある。

必要と感じられない繰り返しもあり、内容以前の問題でつまずいてしまった。こんなにカッコつけて書かなくても平たくした方が感動するのになあとか。まあ、そういうことは好みの問題が大きいと思うけど、ここまでのレベルでこういう印象を持つ本って珍しくないかなあ。少なくとも自分にとっては珍しい。これで駅伝関係を続けて3冊読んだことになるが、シンプルで端正で好感だったのは最初に読んだ駒大の監督のだったなあ。もっと読むかどうか、他にも読むべきものがあるのかどうか、考慮中。
Commented by クリス at 2010-04-26 21:46 x
なんでそんなに駅伝関係の本を読んでらっしゃるンですか?
あたしに言わせればもし駅伝がお好きなら、本なんか読んでないでもっと大会をご覧になればいいと思いますし、指導者の考えをお知りになりたいのなら直接取材なさってはいかがですか?
あたしの経験では日本のアスリートの方は往々にしてコミュニケーションのスキルが低く、特に面白い文章が書ける人は少ないと思います。でも、いろんな経験をなさっているし、基本、非常に感覚的な世界に生きていらっしゃるので面白いお話はたくさん聞けるはずです。いきなり取材は無理でも何度も大会に出かけて中継所やゴールで声をかけ続けて顔なじみになる手もあるかと…
Commented by kienlen at 2010-04-26 23:47
これはもう、まず必要があってのことなンです。重要なのは直接の方なンですが、本なんか…というわけにもいかないのがあたしってことかな。アスリートでコミュニケーションスキルが高いと鬼に金棒ですよね。監督になるってそれがポイントなんでしょうか。それと、面白い文章に関しては、アスリート当人よりも周辺…ということを感じたわけなンです。ちょっとここは想像の世界なんで明言できません。アドバイスありがとうございます。そういえば駅伝の監督の居場所も知らせてくれるといいと思うけど、かといってそこまでの移動はどうしたらいいんだ。
by kienlen | 2010-04-26 00:44 | 読み物類 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
プロフィールを見る